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<p>円が一時135円台、日米金融政策かい離で-20年ぶり安値更新止まらず</p><p>円が一時135円台、日米金融政策かい離で-20年ぶり安値更新止まらず</p><p>円が対ドルで一時約20年ぶりとなる1ドル=135円に下落した。インフレ加速を受け、米金融当局が一段の金融引き締め強化を迫られるとの見方が強まる中、大規模緩和を続ける日本銀行との政策かい離を意識した円売り・ドル買いが勢い付いている。</p><p>観測 が強まっている。 一方、16-17日の日銀金融政策決定会合では金融緩和策の維持が見込まれている。あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジストは、「欧州中央銀行( ECB )も利上げに向っている中で、日銀は緩和継続、円安容認姿勢。投機筋が政策スタンスの違いや資源高による日本の交易条件悪化に改めて着目し円売りを進めている」と説明。「135円は一つのめどだが、ドル・円がどこでいったん天井を付けるのかなかなか読みづらい」と話した。 政府と日銀は10日に国際金融資本市場に関する情報交換会合( 3者会合 )を行い、「最近の為替市場では急速な円安進行が見られ憂慮している」と声明文で表明。「必要な場合には適切な対応を取る」とした。一方、米財務省は10日公表した 半期為替報告書 で、日本は11年以来為替介入を実施していないとした上で、「介入は非常に例外的な状況に限り、適切な事前協議の上で実施されるべき」と主張した。</p>