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<p>ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の驚異的な実力が、その初めての画像から見えてきた</p><p>史上最大の宇宙望遠鏡として知られるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が初めて撮影したフルカラーの画像群が公開された。 46億年前の巨大な銀河団から太陽系外惑星のスペクトルなどの美しい画像からは、この宇宙望遠鏡がもつ驚異的な実力の一端を垣間見ることができる。</p><p>史上最大の宇宙望遠鏡として知られるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が初めて撮影したフルカラーの画像群が、このほど公開された。46億年前の巨大な銀河団から太陽系外惑星のスペクトル、密集した5つの銀河などの美しい画像からは、この宇宙望遠鏡がもつ驚異的な実力の一端を垣間見ることができる。</p><p>「SMACS 0723」 として知られている銀河団の画像は、遠い宇宙にある何千もの銀河の存在を明らかにした。この領域は現段階で、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の「第1ディープ・フィールド(Webb’s First Deep Field)」と呼ばれている。 この画像は宇宙望遠鏡に搭載された近赤外線カメラ「NIRCam」で撮影され、約46億年前に出現した銀河団を映し出している。重力レンズの役割を果たし、光を曲げ、より暗い天体やより遠い天体に焦点を合わせることができる。 Illustration: NASA/ESA/CSA/STScI ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡には、惑星の大気の状態を調べられる分光器も搭載されている。「WASP-96 b」は木星の半分ほどの大きさの巨大なガス惑星で、約1,150光年の距離にある。3.4日周期で恒星の周りを回っている。宇宙望遠鏡は、この惑星の周囲にある雲や霞の存在についても察知することができる。 Photograph: NASA/ESA/CSA/STScI この画像は、近・中赤外線で撮影された壮大な南天の環状星雲をとらえたものだ。死にゆく星がガスや塵の雲を吐き出し、それがのちに新しい星の材料となる可能性がある。ハッブル宇宙望遠鏡は、かに星雲や馬頭星雲などの星雲を数多く撮影しているが、いまではハッブルがとらえた代表的な画像として知られている。 Most Popular</p>