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Intelでは2022年秋以降に第13世代デスクトップ向けCPUであるRaptor Lake-Sを発売予定としていますが、この中で最上位モデルとなるCore i9-13900KのGeekbenchベンチマーク結果が出現、動作クロックは最大5.7 GHzにも及び、AMD Ryzen 9 5950Xを大きく超えるスコアを記録しています。

Intel 第13世代 最上位CPU、Core i9-13900K

Intelでは2022年秋頃を目途に第13世代CPUであるRaptor Lake-Sを発売予定です。この製品は同時期にAMDから登場予定のZen4アーキテクチャー搭載のRyzen 70000シリーズに対抗を目的に性能面ではL2キャッシュの大容量化や動作クロックの向上などが予定されています。

今回、そんなRaptor Lake-Sの中で最上位モデルとなるCore i9-13900KのGeekbenchベンチマークが出現し、動作クロックは最大5.7 GHzを記録、スコアはAMD Ryzenの最上位モデルである Ryzen 9 5950Xを大幅に超えるスコアが記録されたようです。

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Intelでは2022年秋頃を目途に第13世代Core CPUのデスクトップ向けである『RaptorLake-S』を発売…

マルチコアはRyzen 9 5950Xを48%上回るスコア。シングルコアもCore i9-12900Kを7%上回る

ベンチマークは第12世代CPUに対応するASUS ROG MAXIMUS Z690 EXTREMEと呼ばれる13万円近くするハイエンドマザーボードとDDR5を32GB搭載する構成で行われています。なお、OSはWindows 10で行われています。

Core i9-13900Kの仕様としては24コア32スレッドで、8コアが高性能なP-Core、16コアが効率重視のE-Coreで構成されており、ベースの動作クロックは3.0 GHz、ブースト時の動作クロックは平均5.5 GHz、最大5.7 GHzが記録されています。

この仕様で行われたベンチマーク結果としては、シングルコアは2133pt、マルチコアは23701ptが記録されています。

Chart by Visualizer

今回のベンチマークではシステム上のタイマーに異常がある事から正式なベンチマークとしては取り扱えないという警告が出ていますが、これらがもしスコアに影響していないとしたら他のCPUとの比較では以下の通りになります。

Core i9-13900Kの結果を現行のAMD 最上位CPUであるRyzen 9 5950Xと比べるとシングルコアが1686、マルチコアが16508ptである事からシングルコアはCore i9-13900Kが約27%、マルチコアは約44%上回っています。また、Intel 第12世代CPUであるCore i9-12900Kに対してはシングルコアが7%、マルチコアが37%高いなどCore i9-13900Kは性能が大きく向上しているようです。

 

Core i9-13900KではES3段階においても動作クロックは5.5 GHzに達していると言われていましたが、実際には最大で5.7 GHzにも到達できるようで、このままQS、市販と行けばシリコンガチャを勝ち抜いたCPUであれば容易く6.0 GHzを超える事も出来そうな勢いです。

また、性能面においてもCore i9-12900Kに対してシングルコアでも7%、マルチコアにおいては37%非常に高いスコアを叩き出していますが、ライバルであるAMDのRyzen 7000シリーズがこのスコアに追いつくことが出来るのか要注目です。

 

 

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