地面はって弾丸捜す、早朝の銃撃現場で大規模態勢 (7/13)【奈良】

地面はって弾丸捜す、早朝の銃撃現場で大規模態勢
https://www.sankei.com/article/20220713-7WEPVMZ2HBJHLOKUS2KNYI4GKQ/

2022/7/13 10:20

献花台のそばの地面に多くの警察官がはいつくばっていた。奈良県警は１３日早朝、晋三元首相が銃撃され死亡した現場を約５０人態勢で検証した。捜査員は横一列になって金属探知機を使うなどし、山上徹也容疑者（４１）が手製の銃で発砲した小さな弾丸を捜した。

県警によると、現場は交通量が多い場所で、混乱を避けるため、早朝に実施した。午前４時半ごろから、現場周辺を交通規制し、５時ごろから約２時間実施した。

発生当日には現場で金属片が見つかったほか、元首相が演説していた場所から約２０メートル離れた場所の選挙カーの看板には、弾痕のようなものが複数確認されていた。検証では鑑識課員とみられる捜査員がポリ袋に何かを入れる様子が確認できた。演説場所から北に９０メートルほどの商業施設の外壁２カ所には、弾痕のような穴も見られた。