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 マツダは主力モデルとなるCセグカテゴリーのマツダ3(ファストバック&セダン)、クロスオーバーモデルのCX-30、そしてMX-30EVとフラッグシップモデルのマツダ6(セダン&ステーションワゴン)が6月末から7月初めにかけて、現行モデルの注文受付を中止したことを正式に発表した。

 すでに公式サイト上でもこの4モデルについては注文受付中止を伝える文面が掲載されており、「販売再開時期は改めてご案内致します」とのみアナウンスされている。この前記3モデルについては改良が近々行われる可能性が高そうだ。

そして、マツダ6は現行モデルが注文受付中止となったことで、いよいよFRラージモデル第2弾、次期型マツダ6の登場も近づいている!?

文/ベストカーWeb編集部、写真/マツダ、ベストカー編集部

【画像ギャラリー】マツダが一挙にマツダ3、CX-30、MX-30EV、マツダ6の4車種の受注中止! 写真で現行モデルをCHECK!!(22枚)画像ギャラリー


■マツダ第7世代商品群の1、2番手として登場したマツダ3とCX-30、マツダ初の量産EVのMX-30EV

すでにCX-30も公式サイト上で現行モデルの注文受付を中止したことが正式にアナウンスされている

 この件について、マツダ広報部に確認を取ってみたところ、「すでに公式サイトで発表された以外の事実についてはイエスでもノーでもございません」との回答があった。なお、MX-30のマイルドハイブリッドモデルについてはそのまま販売が継続されている。

 マツダ3は2019年5月に従来までのアクセラからグローバル名に車名を改め、マツダ「第7世代商品群」のトップバッターとして登場したCセグメントの5ドアHBモデルと4ドアセダン。CX-30はそのマツダ3をベースとしたクロスオーバーSUVで、2019年10月から販売開始。

 パワートレーンは、マツダ3が当初1.5L&2Lガソリンと1.8Lクリーンディーゼルの3本立て(セダンは1.5Lなし)で、後に2LのSKYACTIV-X(表記は後にe-SKYACITIV Xに)エンジン搭載車が追加されていた。CX-30は2Lガソリンと1.8Lクリーンディーゼルを当初用意し、2LのSKYACTIV-Xを追加設定していた。

 この両車は最近のマツダ車に多い細かな商品改良を毎年のように受けており、マツダ3は2020年11月、2021年4月と10月、CX-30は2020年12月、2021年4月と10月に一部改良を受けている。

 一方、MX-30は2Lのマイルドハイブリッドモデルのみ2020年10月から販売が開始され、MX-30EVは2021年1月にマツダ初の量産型EVとして追加発売されている。

 マツダ3とCX-30の改良がどのようなものになるのかは不明だが、MX-30EVを含めてマツダ第7世代を象徴する3台だけに大いに期待したいところだ。

■いよいよFRラージモデル第2弾の次期型マツダ6にバトンタッチへ!

現行型マツダ6。2012年に3代目アテンザとして登場し、10年のロングスパンモデルとなっていたが、ついに注文受付を中止した。ワゴンモデルも設定
ベストカー編集部製作の新型マツダ6予想CG。FR化することで現行型とはプロポーションが大きく変わるマツダ6。より上級モデルへと移行し、ベンツCクラスがターゲットとなる。2022年秋登場予定か?

 一方、フラッグシップモデルとして2012年に3代目アテンザとして登場した現行マツダ6だが、今回の現行モデルの注文受付がストップしたことで、いよいよSUVのCX-60に続き、これまでのFF+4WDからFRベース(4WDもあり)の縦置き直6エンジン搭載車に生まれ変わることになる。

 マツダ6はボディサイズこそ現行モデルとほぼ同じだが、回転バランスに優れた直6エンジンと、操舵輪と駆動輪が分かれていて自然な操舵感を味わえる後輪駆動を採用することでドライブフィールは大幅に上昇。

 あるマツダ関係者は「ベンツCクラスをターゲットにしている」というから、目指している方向性がわかる。搭載されるパワーユニットは直6、3Lガソリン&クリーンディーゼル+48Vマイルドハイブリッドと、CX-60に初搭載される直4、2.5L PHEVになりそう。ガソリンエンジンは圧縮着火方式のSKYACTIV-Xもラインナップされるだろう。今から期待してその登場を待ちたい!!

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