もっと詳しく

6月29日(水)、異色のハートフル刑事ドラマ『監察の一条さん』の放送が決定。

初共演となる主演・吉田鋼太郎とヒロイン・吉岡里帆が、キュートでポップな“ゆるふわバディ”を結成して事件を解決する。

吉田が演じる主人公・一条善太郎は、定年間近、仕事をサボってばかりの“ゆるふわ監察官”。

監察官といえば、同じ警察官の不祥事を内偵する、いわば嫌われ者。ところが一条はとにかく人懐っこくてミーハー。全力で“テヘペロ”したり、少し古めなJK用語も乱発する、一見“ヤバめのおっさん”だ。

しかし一皮むけば、実はよもやよもやの凄腕監察官。人や物事の本質を見抜く力がズバ抜けている上に、「世の中に悪い人なんていない」という性善説に基づき、気づかぬうちに人の懐に滑り込む天才で…。

そんな一条とバディを組むことになるのが、吉岡演じる“毒舌監察官”結城まりあ。

警視庁捜査一課で華々しい実績を積んできたキャリア組のまりあは、結婚に向け管理部門への異動願を提出。

ところが未来の夫から結婚式を当日ドタキャンされたばかりか、異動願だけはしっかり受理され、監察係へ異動することに。しかも、相棒となったのは階級が自分よりも下の一条で…。

一見ふざけているとしか思えない一条の行動にガンガン振り回され“ブチギレる”一方、少しずつアンコントローラブルな一条が隠しもつ“唯一無二の才能”に気づいていくまりあ。

2人はぶつかり合いながらも、やがて一条流・性善説ありきのほっこりアプローチで、監察対象の警察官が被疑者として浮上した連続殺人事件の真相にたどり着くことになる。

◆吉田鋼太郎(一条善太郎・役)コメント

今回は警察が舞台のドラマではありますが、刑事ではなく、刑事を内偵する監察官が主体のドラマということに新鮮味を感じました。

監察官は、自分たちと同じ仕事をしている人たちを裁く、中途半端な気持ちではできない職業。ともすれば、ちょっと重たくて暗いテイストのドラマになってしまうのではないか…と思っていたのですが、台本を開いてみたら、監察官の仕事はちゃんと描きつつも軽いコメディータッチで描かれていたので、とても素敵だなと思いました!

一条は飄々としていて、掴みどころがなく、ふざけてるのか真面目なのかわからない人物。僕は普段、イメージに合う誰かを想像して役作りをしていくのですが、一条さんはあまりにも掴みどころがなくて、モデルを特定できませんでした(笑)。

なので出たとこ勝負、そのときどきで感じたことを演じようと思って、撮影に臨みましたが、苦労はなかったです。なにせ、吉岡里帆ちゃんが本当に清楚で美しく、純粋で、ひたむきで!

今回はほぼ即興劇に近い形で撮影したので、僕は楽しかったけど、一条のような掴みどころのない人と絡み、その一挙手一投足を受けて立ち回らなければならない里帆ちゃんは本当に大変だったと思うんですよ。でも、ちゃんと食らいついてきてくれた! その姿がとても愛おしかったです。

今回が初対面でしたが、里帆ちゃんも舞台から入った方なので、ちょっと似た者同士感と安心感を覚えまして…。お芝居の上でも、最高のバディでした!

今回はやりたい放題やっている僕を見て、困っていたり、笑っていたり、右往左往している吉岡里帆も見どころです(笑)。ぜひともご覧ください。

◆吉岡里帆(結城まりあ・役)コメント

このドラマは刑事モノとは思えないくらい、キュートでポップ! 事件を追っていく人たちの人間性や掛け合いの面白味が見どころです。

一条さんという“とんでもない自由人”との出会いで生まれる化学反応、振り回される感じを一番に意識して現場に臨みました。

今回、私はずーっと細かくツッコミを入れる役回りなのですが、ここまで全カットを通してツッコミを入れていく役ははじめてで。しかも吉田鋼太郎さんが毎カット、想像を超える新しいアドリブを繰り出されて、無視できないほど面白かったです。

鋼太郎さんのお芝居を心から楽しみながら、まるでスポ根のように「全部返さなきゃ!」と、片っ端から瞬発力でツッコミを返していました(笑)。

今回は真逆の2人がタッグを組んだときの可笑しさや、意外性を突いた謎解きシーンなど、撮影しているときもどんな物語になるのか未知数な部分が多かったので、私自身もオンエアを見るのが楽しみです。

また今回は監督が現場で毎回、撮影したばかりのシーンに曲を合わせて、音のイメージを確認されていました。かわいい曲ばかりなので、こちらも見どころです。音楽も相まって、楽しんでご覧いただける“新しい刑事ドラマ”に乞うご期待です。