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<p>今季ホームランが減少の大リーグ「球が飛ばない?」調べました | NHK</p><p>今季ホームランが減少の大リーグ「球が飛ばない?」調べました #nhk_news</p><p>【NHK】大リーグで今シーズンのホームラン数が昨シーズンに比べておよそ17パーセントも減少しています。選手からは「ボールが飛ばなく…</p><p>2020年は、新型コロナの影響で試合数が大幅に減った短縮シーズンとなり、大リーグ機構は2021年に、飛距離を抑えようと、従来よりも反発の低いボールを導入すると各球団に伝えたということです。 具体的には、新しいボールは従来のボールよりも重さがおよそ3グラム軽く、従来のボールでおよそ114メートル飛んだ場合に、新しいボールでは30センチから60センチ飛距離が落ちるとされています。 ところが、新型コロナの影響で、中米のコスタリカにあるボールの生産工場の生産能力が大きく下がるなどして、新しいボールがなかなか供給できなかったため、昨シーズンは従来のボールも試合で使用されていたということです。 大リーグ機構は、ボールの状況について詳しい説明はしていませんが、アメリカメディアは、工場の生産能力が回復した今シーズンは新しい低反発のボールのみが使われていることがホームラン減少の一因だと指摘しています。 昨シーズン46本のホームランを打ったエンジェルスの大谷翔平選手は、「個人的にも感じるし、データにも角度が何度で打ってるとか、どのくらいのスピードで飛んでいるというのも出るので。去年よりは飛ばないかなという印象はあるかなと思う」と答え、違いをはっきり感じている様子でした。 また、チームメートでことし好調のウォード選手は、「新しいボールの方が縫い目の高さがある」と指摘し、「ホームラン性の当たりが捕られると、みんな『打球が伸びなかった』と言う。これまでならホームランになっていた打球を打った時はその努力が報われるべきだが、現状を受け入れるしかない」と話していました。 一方、大リーグで11年目のシーズンを迎えているパドレスのダルビッシュ有投手は、「2019年と比べたら飛ばないが、最近はだいぶマシになってきていると思う。もともと大リーグのボールは一定じゃないし、例えば、縫い目が高い日もあればそうじゃない日もある。試合の中でもどんどん変わる」とボールが変わるのは、今に始まったことではないと話しました。 そのうえで、「ある程度一定の環境でやることで、選手は自分の成長度合いを見極めることができる。それを、野球をおもしろくするためにああだこうだと環境を変えられてしまうと、ちょっと難しい部分はある」と率直な思いも明かしました。 ボールに関しては、これまでもホームラン数が増減するたびに飛ぶ、飛ばないが大きな関心を集めてきました。</p>