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霧島の山々に雷鳴が轟(とどろ)き、いよいよ梅雨明けも近くなると、林間住宅地のあちこちで合歓(ねむ)の花が咲き始めます。細かい葉が鳥の羽のように付き、夜には折り畳んで垂れ、まるで眠ったかのよう。また、薄桃色と白の混じった花はさながら刷毛(はけ)のようでふわふわ柔らかく、どこまでも飛…