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<p>ケモノ格闘ゲーム『モフモフ戦線』Nintendo Switch向けに6月16日に配信決定。『プチコン』のSmileBASICを使い、たった1人で開発 – AUTOMATON</p><p>【ニュース】ケモノ格闘ゲーム『モフモフ戦線』Nintendo Switch向けに6月16日に配信決定。『プチコン』のSmileBASICを使い、たった1人で開発</p><p>ゲーム開発サークルのBURNSOUCOUは6月13日、ケモノ格闘ゲーム『モフモフ戦線』を、6月16日に配信すると発表した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は700円(税込)。『プチコン』のSmileBASICを使って完成させているようだ。</p><p>『モフモフ戦線』は、可愛くもパワフルなケモノたちが戦う格闘ゲームだ。本作の世界観としては、かつて文明が栄えていたとされる大陸にて突如大規模な爆発が発生。かろうじて生き残った種が収斂進化を繰り返すなかで、獣人と呼ばれる新たな存在へと姿を変えていったという。 ケモノたちは、それぞれの環境に適した能力を獲得。そして国というナワバリで地を隔て、その固有の力を至上とする主義を、異なる者同士で互いに主張するようになった。血湧き肉躍る争いに身を置き戦う事こそ、ケモノの潜在意識に刻み込まれた美徳。そうして、獣人が定めた国境の一戦「モフモフ戦線」を超える戦いが、世界を巻き込み始まることとなった。 本作のシステムとしては、弱・中・強攻撃と下段透かし攻撃、投げ攻撃の5つを基本とし、各キャラクターにはそれぞれ5つの必殺技が用意されている。コマンド式となっており、オプションでコマンドの先行入力を受け付ける猶予を伸ばすことも可能。HPやガードクラッシュの残量は、次のラウンドに引き継がれる。 また本作の特徴的なシステムとして、オートアドバンシングガード(AAG)と呼ばれるものが搭載されている。AAGは、ガードした際にキャラクター同士の距離を自動的に離すよう調整するシステムとのこと。これによって間合いに単調さが生じにくくなり、結果アドリブ重視の駆け引きや、守って逃げてばかりでは損をしやすくなる状況が自然に作られるとのこと。 プレイアブルキャラクターには、計7体のケモノが登場。公開された映像などでは、小柄なZIGやMAPPO、銃を手にするSIWON、屈強そうなVANKOVなどが確認できる。キャラクターによっては、空中ダッシュや空中ジャンプが可能。また、MEDYというキャラクターはセービングで一時的に受けたダメージを徐々に回復させることができ、DUNKERというキャラクターはブロッキングを使うことができるなど、それぞれ個性的なシステムをもつ。 ゲームモードは、CPU対戦やオフラインでの2人対戦、トレーニングモードなどが収録される模様。トレーニングモードでは、当たり判定を確認したり、レコード機能を利用したりといったこともできる。またオプションでは、画面の彩度を調整したり、背景をぼかしたりできるほか、ゲージの見た目やデザインの調節も可能だそうだ。このほか、デモ画面ではキャラクターの動きに合わせて、操作入力の情報を確認できる。 本作は、今年5月に放送されたインディゲーム情報番組「INDIE Live Expo 2022」のなかで初めて披露された。短い映像紹介であったものの、クオリティの高さが見てとれ大きな注目を集めることに。しかし、当時インターネット上には本作の情報が一切見当たらず、多くのゲーマーが困惑することとなった( )。 その後、開発元BURNSOUCOUから情報発信がおこなわれるようになったが、どのような実績があるゲーム開発サークルなのかは依然として謎だった。今回の発表によると、本作を手がけたのは“学歴も職歴も資格も免許も人脈も無い”という、たった1人の人物だという。本作以前にはまったく経歴がないとのことで、『モフモフ戦線』が初めて手がける作品となるようだ。 本作の開発には、Nintendo Switch向けプログラミングツール『プチコン4 SmileBASIC』や、ニンテンドー3DS向けの『プチコン3号 SmileBASIC』の、プログラミング言語SmileBASICを使用。開発者は、さまざまな創作分野に触れるなかで総合芸術というゲーム制作にたどり着き、SmileBASICに出会ったという。そして、プログラムからグラフィック、サウンド、シナリオ、キャラボイスまですべて1人で担当し、2年半をかけて本作を完成させたそうだ。 ケモナーの皆様ご安心ください。</p>