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遠田潤子さん=2022年5月23日、大阪市内 [PR] 傑作を残したい。創作の高みを目指す作家、遠田潤子さん(56)の執念が主人公にのりうつって見える。『人でなしの櫻(さくら)』(講談社)は父と息子の憎悪を通して芸術家の業をあぶり出す。人でなしは果たしてだれなのだろう。 父は息子を否定し、息子は…