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立ち上る黒煙を背に、ナパーム弾でやけどを負った少女が泣き叫びながら裸で逃げ惑う──。 ベトナム戦争末期の1972年に撮られたその写真は、戦争の恐怖と残酷さを世界に突きつけた。AP通信のニック・ウトが撮影し、ピューリッツァー賞を受賞した一枚だ。 あれから半世紀、当時9歳だったファン・ティー…