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2030年までに、持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs」。

テレビ朝日の番組『しあわせのたね。』では、さまざまな課題に取り組み、くらしを未来へ紡ぐ“はじめの一歩”を実践する人たちを紹介している。

今回“しあわせのたね”を蒔いているのは、都内の路上で大きなかごを背負い、浴衣姿でゴミ拾いをしているしまだもえさん。

「エンタメゴミ拾いパフォーマンス集団『ゴミ拾い侍』の女子メンバー・ゴミ拾い乙女です。本日はダンスパフォーマンスを加えながら、このあたりのゴミを拾っていきたいと思います」

そう自己紹介すると、さっそく街中でゴミ拾いをはじめた。多くの人から注目してもらえるよう、特技のダンスを取り入れながら週に3日都内で活動しているという。

ゴミ拾いは、カッコよく、おしゃれに行える。そういうふうに思っていただけたらうれしいです」(しまださん)

半年前から活動をはじめ、これまで拾ったゴミはおよそ8000リットル。ドラム缶40本分にも及ぶ。

街がきれいになっていく様子はもちろんのこと、街の人から「ありがとう」「ご苦労様」と声をかけてもらえる瞬間が一番のご褒美だそう。

◆ゴミ拾いをポジティブなイメージに

「もともとダンサーとして舞台で活動していたんですけど、コロナ禍になり舞台の仕事がどんどん中止になったり延期になってなくなったときに、ゴミ拾い侍が女性チームをつくるという募集のSNSを見て、自分を変えるというか、パフォーマンスの幅を広げるきっかけになるのではと思って応募しました」(しまださん)

夢は大きく、今後は特技を生かして世界中のゴミをなくしたいと笑顔で語るしまださん。ゴミ拾いをポジティブなイメージに変換していく彼女が未来に咲かせたい夢は?

「今はまだ女子メンバーがひとりなんです。仲間がほしいです。ゴミが街中からどんどん少なくなっていって、こういう活動をおもしろがってくれる人が増えたらいいなと思っています」

なお、次回7月16日(土)の放送の『しあわせのたね。』では、使われなくなった段ボールを材料に、バッグや財布などを制作している人物を特集する。