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Image:Hasbro / Formlabs

玩具・ゲームメーカーの米ハズブロは、ファンが自分の顔そっくりのアクションフィギュアを作れるサービス「Hasbro Selfie Series」を発表した。3Dプリンター会社Formlabsと提携し、その新たな3Dプリント素材とワークフローを活用するとのことだ。

フィギュアを作るには、まずスマートフォンに「Hasbro Pulse」アプリをダウンロードし、自分の顔をスキャン。そしてアクションフィギュアの見た目や髪型をカスタマイズして送信し、完成品が送られてくるのを待つという仕組みだ。選べるキャラクターは『G.I.ジョー』や『ゴーストバスターズ』、『パワーレンジャー』等とのことだ。

このプロジェクトは、2014年にハスブロ社がFormlabsの3Dプリンターを使ってアクションフィギュアを迅速に試作することから始まったという。そのプロトタイプから販売できる製品の製造までこぎ着け、ファンが人気の映画やテレビシリーズ、コミックに登場する懐かしのキャラクターから最新のキャラクターまで、それぞれの顧客に合わせたアクションフィギュアを作ることができるようになった、と説明されている。

Formlabs社が大手企業と協力するのは、今回が初めてではない。すでにゼンハイザーと提携して3Dプリントのイヤホンを作っているほか、Gillette社と提携してシェーバーの取っ手をカスタマイズできるサービスも提供している

ただし、実際に「Hasbro Selfie Series」サービスが利用できるのは少し先、秋になるとのことだ。顔のスキャンもその頃に可能となり、その後は60ドル+税を支払い、6インチの「コレクター級」フィギュアの到着を待つことになるという。

また、当面は本サービスは米国の顧客だけに提供される。近い将来、日本や世界中にも(現地で人気のキャラクターを用意して)広まることを期待したい。