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AMDのRDNA 3フラッグシップGPUであるNavi 31に関する全く新しい情報が@Kepler_L2によって明らかにされ、それによると、このチップは標準および3Dパッケージで最大384MBのInfinity Cacheを搭載することができるという。

AMD RDNA 3「Navi 31」MCM GPU、3D V-Cacheフレーバーで最大384MBのInfinity Cacheを揺さぶるとの疑惑が浮上

今回の情報は、AMD RDNA 3のフラッグシップであるNavi 31チップに特化したものである。

今のところ、Navi 3xとしてのみ知られているトップチップに関する情報はないので、Navi 31は、今年発売されたときにフラッグシップの位置を維持し、来年にはより高速なバリエーションに取って代わられるかもしれません。

AMD Navi 31 GPUは、次世代Infinity Cacheを搭載した先進的なチップレットパッケージングデザインを採用していることが確認されています。

AMDのドライバ内の様々なパッチとログを掘り起こした@Kepler_L2によると、Navi 31 GPUは最大6つのMCD(マルチキャッシュダイ)を搭載するようだ。

各MCDは、最大32MBの標準キャッシュを搭載し、3D V-Cache搭載モデルも用意されるという。

この場合、標準キャッシュは192MBとなるが、3D V-Cacheを搭載するバージョンもあり、これらは最大384MBのInfinity Cacheを搭載することになると内部関係者は述べている。

Infinity Cacheのサイズは32MBで、Zen 3の3D V-Cache搭載製品(64MB)の半分だが、MCDが6枚あるので、3Dパッケージによって理論上はさらに384MBのInfinity Cacheを提供できることになるという。

つまり、標準の192MBと3D V-Cacheの192MBで、合計384MBのInfinity Cacheを提供できるわけだ。

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これは、AMD RDNA 2のフラッグシップであるNavi 21の3倍で、Infinity Cacheの総量は128MBしか搭載していない。

Infinity Cacheアーキテクチャにより、AMDはGPUに多くの帯域幅を送り込み、メモリのボトルネックを取り除き、VRAMを経由するのではなく、GPUの近くに高速キャッシュを提供できるようになった。

AMD Radeon RX 7900 XTグラフィックスカードの仕様

RDNA 3のフラッグシップチップであるAMD Navi 31 GPUは、Radeon RX 7900 XTグラフィックスカードのような次世代エンスージアストカードを駆動することになる。

AMDは、次世代RDNA 3 GPUでは、CU(Compute Units)をやめて、WGP(Work Group Processors)を採用すると聞いている。

各WGPは、デュアルCU(Compute Units)を搭載するが、RDNA 2では各CUに2個しかなかったSIMD32クラスタが、2倍になる。

最新の情報によると、RDNA 3アーキテクチャのAMD Navi 31 GPUは、48 WGP、12 SA、6 SEを持つシングルGCDを提供する見込みだ。

これは、合計12,288個のストリームプロセッサを提供することになり、以前の数より少なくなる。

これは、AMDがフラッグシップパーツで3.0GHzを超えるクロック周波数でクレイジーにならない限り、全体の計算性能も低下することになります。

Navi 31 GPUは、1ダイあたり32MBのInfinity Cacheを搭載した6枚のMCDを搭載し、64ビット(32ビット×2)のメモリコントローラも搭載して、384ビットバスインターフェイスのチップを提供するようである。

クロックについては、AMD Navi 31 GPUは3GHzに達するか、それを超えるクロック速度を提供すると言われている。

NVIDIAのフラッグシップGPUも2.8GHzに近いクロック速度を実現していると言われているが、AMDは過去1世代において、NVIDIAに対してクロック速度で明確なアドバンテージを持っていたので、今後もそれが続くと予想される。

クロックが3GHzということは、最新のフラッグシップでは75TFLOPs以上のFP32性能が期待でき、これは現在のRDNA 2フラッグシップであるRX 6950 XTの2.3倍となる。

AMDは、次世代グラフィックスカードのラインナップがより高い消費電力を特徴とすることを確認しているようですが、それでもNVIDIAが提供するものよりも効率的な選択肢となることでしょう。

AMD Radeon RX 6950 XTは、すでに335WのTBPを持っているので、2倍以上の性能向上のために、Radeon RX 7900 XTの最終TBPは、400~450W近くになると予想されます。

このカードは、AMD自身が確認したように、今年後半に発売される予定です。

AMD RDNA GPU(世代間比較)速報:

GPU名 Navi 10 Navi 21 Navi 31
製造プロセス 7nm 7nm 5nm (6nm?)
パッケージ Monolithic Monolithic MCD
(マルチ・
チップレット
・ダイ)
シェーダー
エンジン数
2 4 6
GPU WGP数 N/A N/A 48
WGP毎
のSP数
N/A N/A 256
演算ユニット
数 (ダイ毎)
40 80 N/A
コア数
(ダイ毎)
2,560 5,120 12,288
コア数 (合計) 2,560 5,120 12,288
ピーク
クロック
1,905 MHz 2,250 MHz 2,500 MHz
FP32演算性能 9.7 23 75
メモリバス幅 256-bit 256-bit 384-bit?
メモリ種類 GDDR6 GDDR6 GDDR6
メモリ容量 8 GB 16 GB 24 GB?
インフィニティ
キャッシュ
N/A 128 MB 384MB

ソース:wccftech – AMD RDNA 3 Navi 31 Flagship GPU Allegedly Rocks Six MCDs With Up To 384 MB Infinity Cache With 3D V-Cache Packaging

 

 

 

解説:

1GCDになると言われているNavi31、RX7900XTの続報です。

インフィニティキャッシュは384MB搭載されるようで、これは3D V-Cache搭載モデルになるようですね。

メモリバスは384bitになるとのことなので、メモリ容量はRTX4090の予想と同じ24GBになると思われます。

3GHz時でFP32演算性能が75TFLOPS達するということで、RX6950XTの2.3倍の性能になると言われています。

元の表は古いままでしたので、こちらの方で手直ししました。

6MCD+1GCD構成になると言われており、メモリダイの数からいってもかなり高コストの製品になる予感です。

これでもRTX4090と同じ演算性能にはならないです。

あとは、Ada LovelaceのTFLOPS当たりのゲーム性能がAmpereより高くなるかどうかですね。

もし高くなるのであれば、RTX4000シリーズの方がかなり高性能になりますが、Amepreと同程度であるならば、75TFLOPSでもRX7900XTのほうが圧倒的にゲーム性能が優れているということになろうかと思います。

TBPは残念ながら最大500W程度になるのではないかと予想されており、PCIe5.0規格対応コネクタを搭載する可能性もあるのかなと思います。

その他、本文中には触れられていませんが、Navi3X世代とオーバーラップして公開されると言われているFSR3.0はハードウェアAIアクセラレーターに対応するということですので、ようやくRadeonにもTensorコア相当の演算器が搭載されるということになります。

 

 

 

AMDのGPU Radeonシリーズ

Radeon RX 6000シリーズ

 

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