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<p>旧統一教会、「今も献金強要の相談」 21年の総額は3億円超 | 毎日新聞</p><p>旧統一教会「献金強要」の被害相談、昨年は総額3億3153万円 弁護士連絡会 被害者救済などに取り組む弁護士連絡会には、今も信者への献金強要に関する相談が寄せられています。献金の違法性を指摘し、元信者への返還を命じる民事裁判の判決も出ています。</p><p>世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害者救済などに取り組む「全国霊感商法対策弁護士連絡会」によると、今も同連合による信者への献金の強要に関する相談が寄せられている。同連合に対して献金の違法性を指摘し、元信者への返還を命じる民事裁判の判決も出ており、弁護士連絡会は「(同連合による)献金の強要はない</p><p>という説明はうそ」と強調する。 同連合の田中富広会長は11日に記者会見し「過去に献金トラブルもあったが、2009年からコンプライアンス(法令順守)を徹底した。今は献金の強要はしていない」と説明。山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=の母親についても「寄付は本人の意思に基づく」と述べていた。 しかし、弁護士連絡会には全国の元信者らから今も同連合に献金を迫られたなどとする被害相談が寄せられており、21年は47件(総額3億3153万円)に及ぶという。 弁護士連絡会が公表した声明文。旧統一教会や友好団体への支持を「慎んでほしい」と訴えている=東京都千代田区で、春増翔太撮影 民事裁判では同連合の09年以降の献金について、返還を命じる判決も出ている。元信者の女性が献金の返還を求めた訴訟では20年2月、東京地裁が「献金の要求は、不安や恐怖をあおる不当な方法だった」として勧誘した同連合側に約470万円の返還を命じる判決を下し、同連合などの上告が棄却され21年に確定している。 弁護士連絡会は1987年に結成され、全国の弁護士が参加している。【春増翔太】</p>