<p>【突破する日本】もう謝罪の宿命を負わせない! 安倍元首相が打開、戦後日本の「土下座外交」 自由主義の価値観に立つと宣言、国際秩序形成のプレーヤーに(1/2ページ)</p><p>【突破する日本】もう謝罪の宿命を負わせない! 安倍元首相が打開、戦後日本の「土下座外交」 自由主義の価値観に立つと宣言 戦後50年の村山首相談話に示されたように、日本は「侵略」や「植民地支配」を行った「悪い国」としての自己規定してきた。@zakdeskより</p><p>安倍晋三元首相が「世界における日本の地位を塗り替え」(米誌タイム)、日本を国際秩序形成の主要プレーヤーとするに当たり、障害になったのは、第2次世界大戦をめぐ…</p><p>安倍晋三元首相が「世界における日本の地位を塗り替え」(米誌タイム)、日本を国際秩序形成の主要プレーヤーとするに当たり、障害になったのは、第2次世界大戦をめぐる歴史評価の問題だった。 戦後50年の村山首相談話に示されたように、日本は「侵略」や「植民地支配」を行った「悪い国」としての自己規定してきた。その歴史認識を反映したのが、占領下で制定された憲法だった。外国から過去を持ち出されると謝罪する「土下座外交」を続けてもきた。安倍氏は、この状況を打開しようと考えてきた。 第2次政権発足の際にも、海外メディアは安倍氏を「歴史修正主義者」と危険視した。中国は第2次世界大戦の「連合国」の枠組みを強調し、安倍氏を「国際秩序への挑戦者」と位置づけようとしていた。2013年12月に靖国神社に参拝した際には、米国政府は「失望」を表明した。 この状況を打開するため、安倍氏は15年から16年にかけて活発に動いた。15年4月には、アジア・アフリカ会議(バンドン会議)60周年記念首脳会議と、米国連邦議会上院下院合同会議で演説した。かつて敵国の関係にあった日米の和解を説いた米国での演説は、政治外交関係者に深い感動を呼び、安倍氏への警戒心を吹き飛ばした。 日米の和解は16年、バラク・オバマ米大統領とともに広島の爆心地と、旧日本軍が米国との戦端を開いたハワイ真珠湾を訪問することで、さらに深まった。</p>