<p>「大型犬のような性格のチワワは存在しうる」…犬の性格「種類とほぼ無関係」、米チーム解析 – ライブドアニュース</p><p>【米研究チーム】犬の性格や行動特徴の違い、犬種とほぼ関係なし 約1万8,000頭を分析。性格の違いのうち、犬種の違いで説明できるのは9%程度で、育った環境などによる個体差が大きいとみられることがわかった。「大型犬のような性格のチワワは存在しうる」という。</p><p>犬の性格や行動の特徴の違いは、犬種の違いとはほとんど関係ないとの研究成果を、米研究チームが発表した。ゴールデンレトリバーは人懐っこく、シベリアンハスキーや柴(しば)犬は自立的、などとされてきたが、実</p><p>犬の性格や行動の特徴の違いは、犬種の違いとはほとんど関係ないとの研究成果を、米研究チームが発表した。 ゴールデンレトリバーは人懐っこく、シベリアンハスキーや柴(しば)犬は自立的、などとされてきたが、実際には犬種による違いではなく、それぞれの犬ごとの個性だった可能性がある。 研究チームは、純血種約9000頭と雑種約9000頭の計約1万8000頭の犬について、その飼い主から性格や行動を聞き取った。さらに、このうちの約2000頭のゲノム(全遺伝情報)を解析した。 その結果、従順さなどの犬の性格の違いのうち、犬種の違いで説明できるのは全体の9%程度で、育った環境などによる個体差が大きいとみられることがわかったという。一方、外見の特徴である体の大きさや耳の形は、約80%が犬種の違いで説明できた。 チームのエリノア・カールソン米マサチューセッツ大准教授は「大型のチワワは存在しないが、大型犬のような性格のチワワは存在しうる」と話している。 麻布大の菊水健史教授(動物行動学)の話「犬の行動に着目した大規模な調査は珍しく、興味深い。犬を飼育したり訓練したりする時は、犬種による先入観にはとらわれず、その犬ごとの個性を把握する必要がありそうだ」</p>