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Image:Microsoft

マイクロソフトは現地時間の7月13日、Windows InsiderのDevチャネルにて、Windows 11 Media PlayerにCDリッピング機能を追加するアップデートを提供開始した。アップデート後のバージョンは11.2206.30.0になる。

リッピング機能では、デフォルトではCDの音楽データを96kbps~320kbpsの範囲でAACに変換できる。さらにFLAC、ALAC、そしてWindows Media AudioことWMA形式への変換も可能だ。ただし、最も汎用性の高いMP3への変換や、可変ビットレートを使用した変換ができないのは注意すべきかもしれない。

これらの機能はいずれも、過去のWindowsに搭載されたMedia Playerには標準で備わっていた機能だが、現在のMedia Playerアプリは、Windows 10のGrooveミュージックアプリをベースとしているため、かつてのMedia Playerアプリにあった機能が搭載されていなかったのだ。なおマイクロソフトは、3月にWIndows 11のMedia Playerに音楽CDの再生機能を追加したばかりだ。

多くのユーザーにとって、音楽コンテンツの入手媒体はCDから音楽ストリーミングサービスへと移行していると思われるが、権利の関係などからか、ストリーミングサービスに聴きたい作品が見つからないケースはわりとある。

CDは持っているのにストリーミングに無いせいで、手持ちのPCやスマートフォンで、それらの作品が聴けないということもあり得る。もちろん、そんな場合は自分でCDリッピングアプリや再生アプリをインストールすれば良いだけのことではあるが、Windowsがその機能を標準搭載してくれるのなら、その方が便利なことは間違いない。

そのほか、マイクロソフトはDevチャネルのユーザーを対象として、Windows 8から搭載されている映画&テレビアプリに関連づけられていたファイル形式のいくつかを、Media Playerに切り替えているとのこと。またカメラアプリにも変更が加えられ、Windows 11とのデザイン的な統一が図られたほか、QRコードやバーコードの読み取り機能も追加されるという。