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>今から90年前に日本が中国東北部に武力をもって樹立した「満州国」。日本から多くの農業移民が送り込まれるなどしたが、敗戦で引き揚げる途中に命を失った人も少なくない。その凄惨(せいさん)な様子を中国人画家が描いた縦3メートル、横20メートルの大作「一九四六」が8月31日から、神戸市灘区の県立原田の森ギャラリーで展示される。
>神戸展実行委員会代表で立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長の安斎育郎さんは「ロシアのウクライナ侵攻で多くの人が難民となることを強いられている今だからこそ、勝者と敗者を超えて、人道主義で助け合った葫蘆島からの引き揚げについて知ってほしい」と話している。