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(幻冬舎・1540円) そろそろ死後七十年にならんとする折口信夫(おりくちしのぶ)の著作はいよいよ広く読まれている。彼は民俗学や国文学の域を超えて日本精神論の至るところに足跡を残している。 初学の者はあまりに多様な展開を前にして取り付く島がないと感じる。ガイドが欲しいという声に応えるの…