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さわさわと新緑が風に揺れていた。 人里から離れた山中に暮らす詩人を訪ねた。 かねがね愛読していた十数人の詩人を訪問し、じっくり話をうかがい、それらをまとめて1冊の本にする。それが当初の目論見(もくろみ)だった。 ところが計画はまったく進展していなかった。 詩人たちの話がつまらなかった…