『地図と拳』(小川哲著)『地図と拳』小川哲著(集英社・2420円)これからどんな場所に連れて行ってくれるのか?。長編小説は、それが面白い作品であればあるほど、読み始めた途端、不安にも似た高揚感を私たちに与えてくれます。本書『地図と拳』は、1899年の夏、軍人の高木と通訳の細川が、ロシアが…
『地図と拳』(小川哲著)『地図と拳』小川哲著(集英社・2420円)これからどんな場所に連れて行ってくれるのか?。長編小説は、それが面白い作品であればあるほど、読み始めた途端、不安にも似た高揚感を私たちに与えてくれます。本書『地図と拳』は、1899年の夏、軍人の高木と通訳の細川が、ロシアが…