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奥村土牛「朝顔」(華鴒大塚美術館蔵) この「朝顔」には、未完のような簡素さが感じられます。描いたのは、日本画家・奥村土牛(1889~1990年)。余計なものは一切省略されて、ぎりぎりの解釈だけでさらりと描いています。終生、「ものを見つめ尽くす」写生の重要性を繰り返し説いていた土牛が、外面…