<p>ゴッホ、未知の自画像発見英美術館 別作品の裏に</p><p>ゴッホ、未知の自画像発見英美術館 別作品の裏に 1885年の作品「農婦の頭部」を展示会に出展する過程で、エックス線で検査。つば付き帽子をかぶってネッカチーフを首に巻き、ひげを生やした自画像が浮かび上がった。</p><p>オランダ出身の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の作品の裏側に、自画像が隠されていたことが判明した。英北部のスコットランド国立美術館が15日…</p><p>ゴッホの作品「農婦の頭部」を掲げる職員と、未知の作品とされる自画像のエックス線画像(左端)(スコットランド国立美術館提供・共同) オランダ出身の画家フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の作品の裏側に、自画像が隠されていたことが判明した。英北部のスコットランド国立美術館が15日までに発表した。「ほぼ確実に、これまで知られていなかったゴッホの自画像」だとしている。 ゴッホの1885年の作品「農婦の頭部」を展示会に出展する過程で、エックス線で検査。つば付き帽子をかぶってネッカチーフを首に巻き、ひげを生やした自画像が浮かび上がった。キャンバスの裏側にあり、接着剤や厚紙の層で覆われていた。ゴッホはしばしば、節約のためキャンバスを再利用し、裏側にも絵を描いていたとされる。 自画像のエックス線画像は、今月30日に始まる展示会で公開される。自画像そのものの保存状態は不明で、作品を傷つけずに接着剤などを取り除く方法を今後検討する。(共同)</p>