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<p>バイデン氏がサウジ皇太子と会談、反体制記者の殺害に言及 「極めて重要」な問題と – BBCニュース</p><p>BBCニュース – バイデン氏がサウジ皇太子と会談、反体制記者の殺害に言及 「極めて重要」な問題と</p><p>アメリカのジョー・バイデン大統領は15日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談し、サウジアラビア出身の反体制ジャーナリスト殺害事件について提起したと明らかにした。</p><p>バイデン氏はムハンマド皇太子との会談後に行われた記者会見で、「カショジ氏の殺害に関して、私は会談の冒頭で提起し、当時と今現在で私がどう考えているのかを明らかにした」と述べた。 「私は非常に率直に、『アメリカの大統領が人権問題について沈黙するというのは、我々のあり方や私のあり方と矛盾する。私は常に、自分たちの価値観のために立ち上がる』と伝えた」と、話した。 AP通信によると、ムハンマド皇太子は「自分には個人的な責任はない」と主張したが、バイデン氏はこれに対して「(皇太子)に責任があると私は考えていることを、相手に示した」という。 バイデン氏は会談に先立ち、皇太子と拳を突き合せる姿が撮影されており、両国関係は修復しつつあるように見えた。 しかし、カショジ氏のトルコ人婚約者ハティチェ・チェンギス氏は、バイデン氏の行動を批判した。チェンギス氏はバイデン氏とムハンマド氏が写った写真を、カショジ氏が述べたであろう言葉を添えてツイートした。「これが私の殺害に対してあなたが約束した説明責任なのか? MBS(ムハンマド皇太子)の次の犠牲者が血を流すかどうかは、あなた次第だ」。 米紙ワシントン・ポストのフレッド・ライアン最高経営責任者(CEO)は、「バイデン大統領とムハンマド・ビン・サルマン皇太子が初めて拳を突き合せる光景は、握手よりもひどいもので、恥ずかしいものだった。MBSが必死に探し求めていた不当な贖罪(しょくざい)を彼に与えるほどの、親密で気安い空気をあらわにしていた」と述べた。 カショジ氏は生前、ワシントン・ポストのコラムニストなどを務めていた。 バイデン氏はカショジ氏殺害事件のほか、エネルギー分野についても話し合った述べた。主要産油国のサウジアラビアが今後数週間で市場を安定させるために「さらなる対策」を講じることを期待するとした。 アメリカのブラッド・シャーマン下院議員(与党・民主党)はBBCに対し、サウジアラビアが市場への石油供給を増やせば人命を救うことになると述べ、バイデン氏の行動を擁護した。 「現在の石油価格は、貧困国の人々の死を意味している。食料や肥料が値上がりし、何十万人もの人が餓死するだけでなく、栄養失調で併発する病気で死ぬことになる」 「なので、カショジ夫人(チェンギス氏)が、『死ぬかもしれない数十万人のことを心配しなくていい、私の婚約者のかたきを討て』と言うのは非常にたやすいことだ。しかし、今は大人の対応をしなければならない」 サウジアラビアはこれまで、国交のないイスラエルとを行き来する航空機の領空通過を禁止していたが、バイデン氏によるとサウジアラビアは今後、領空を解放するという。</p>