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Zen 4コアを6個搭載したAMD Ryzen 7000 CPU(Ryzen 5 7600Xと思われる)がBasemarkベンチマーク内に登場しました。

AMDのミドルレンジCPU「Ryzen 5 7600X “Zen 4″」がベンチマークで発見される。6コア12スレッド、ESクロック4.4GHzでRyzen 9 5950Xより最大11%高速に

AMD Ryzen 7000 CPUがBasemark Benchmarkデータベースに登場、TUM_APISAK氏によって発見された。

入手した情報によると、このチップはOPN ID「100-000000593-20_Y」のエンジニアリングサンプルだという。

このベンチマークでは、CPUコアやクロック速度などの情報が提供されています。

Zen 4コアアーキテクチャをベースとした6Core 12Threadのチップとなるようだ。このCPUは、32MBのL3キャッシュと6MBのL2キャッシュを搭載し、合計で38MBのキャッシュを搭載することになる。

これは、同じ32MBのL3を搭載しながら、1コアあたり512KBのL2キャッシュを持つ既存のCPU「Ryzen 5 5600X」よりも約9%キャッシュが多いことになる。

これが、Zen 4コアアーキテクチャでは、1コアあたり1MBのL2キャッシュに増強されている。

クロックについては、このチップのクロックは4.4GHzで、これはベース周波数なので、ターボ周波数は5GHzを大きく超える可能性がある。

ちなみにRyzen 5 5600Xのベースクロックは3.7GHzなので、ベースクロックの数値は約19%も跳ね上がることになる。

AMD Ryzen 7000「Raphael」デスクトップCPUスペック「暫定版」:

CPU名 アーキテクチャー 製造プロセス コア数 /
スレッド数
コアクロック
(SC最大)
キャッシュ TDP 価格
AMD Ryzen
9 7950X
Zen 4 5nm 16/32 ~5.5 GHz 80 MB (64+16) 105-170W ~$750 US
AMD Ryzen
9 7900X
Zen 4 5nm 12/24 ~5.4 GHz 76 MB (64+12) 105-170W ~$600 US
AMD Ryzen
7 7800X
Zen 4 5nm 8/16 ~5.3 GHz 40 MB (32+8) 105W ~$450 US
AMD Ryzen
5 7600X
Zen 4 5nm 6/12 ~5.2 GHz 38 MB (32+6) 65W ~$300 US

スペックだけを見ると、米国価格300~350ドル程度のメインストリーム帯で売れ筋となるはずのCPU「AMD Ryzen 5 7600X」を初めて見たような印象だ。

Basemarkはベンチマークを提供しているが、それはあくまでNVIDIA RTX A4000グラフィックスカードでのGPUの結果である。

Harukaze5719氏から提供された性能指標によると、Zen 4 ESのCPUは、Zen 3コアを16個搭載したRyzen 9 5950Xよりも最大で11%高い性能を発揮するようだ。

これは、Zen 3製品がより高いクロックで動作し、16コアであることを考慮すると、かなりの性能向上であるが、しかし、これはベンチマークです。

最終的なリテール版では、さらに高いパフォーマンスを期待したい。

※画像をクリックすると別Window・タブで拡大します。

 

とはいえ、Ryzen 5 7600Xを含むAMD Ryzen 7000デスクトップCPUは、これまでの噂にあるように2022年9月までにリテールに登場するはずだ。

テストされたマザーボード、Gigabyte X670E AORUS Masterはすでに発表されており、詳細はこちらで確認できる。

ソース:wccftech – AMD Ryzen 5 7600X 6 Core & 4.4 GHz “Zen 4” Desktop CPU Spotted Running On Gigabyte’s X670E AORUS Master Motherboard, Up To 11% Faster Than Ryzen 9 5950X

 

 

 

解説:

Ryzen 5 7600Xと見られる結果がBase Markに登場

Base Markと言うベンチマークにRyzen 5 7600Xと見られるCPUの結果が出ています。

Base MarkはGPUのベンチマークでマルチプラットフォーム対応になります。

上に旧バージョンである1.1のデモ動画がありますが、それを見ると、3D Markのようなゲーム系ベンチマークに近いものだと思います。

7600XのESは5950Xより最大で11%結果が良いようですが、純粋な演算性能ではないことに注意してほしいです。

現時点で判断するならば、Zen4は少なくともゲーム系のベンチマークでかなり性能が向上すると判断してよいのではないでしょうか。

 

 

 

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