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<p>政治と統一教会、そして関連団体の関係は? 参院選で支援受け「当選」した自民議員も…</p><p>【New】参院選の応援演説中に安倍元首相が銃撃されて死亡した事件。 容疑者が動機で触れたと報じられる「旧統一教会」と政治は、どのような関わりがあるのかーー。 今回の参院選では、関連団体の支援を受けて当選した「賛同会員」の自民党候補も。改めて振り返りました。</p><p>世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は1954年に教祖の文鮮明氏が韓国で設立した。日本支部は59年にでき、64年に宗教法人として登録。政治とのつながりも指摘されてきた団体の背景とは。</p><p>「政治家が統一教会やそのフロント組織の集会・式典などに出席し祝辞を述べたり、祝電を打ったりするという行為が目立ち、統一教会がそれを自分達の活動が社会的に承認されているという『お墨付き』に利用している。これまでも全国会議員に要望書を出してきた」 そのうえで、安倍氏がUPFの韓総裁に「敬意を表します」などと述べたことに対し、こう指摘した。 集会において、安倍晋三前内閣総理大臣の基調演説が発信される事態が生じました。これを統一教会が広く宣伝に使うことは必至です。上記要望書の要望を全く無視したものというほかなく、当連絡会としては深く失望し、今後の被害の拡大に強く憂慮しております。 安倍先生が、日本国内で多くの市民に深刻な被害をもたらし、家庭崩壊、人生破壊を生じさせてきた統一教会の現教祖である韓鶴子総裁(文鮮明前教祖の未亡人)を始めとしてUPFつまり統一教会の幹部・関係者に対し、「敬意を表します」と述べたことが、今後日本社会に深刻な悪影響をもたらすことを是非ご認識いただきたいと存じます。 安倍先生が今後も政治家として活動される上で、統一教会やそのフロント組織と連携し、このようなイベントに協力、賛助することは決して得策ではありません。是非とも今回のような行動を繰り返されることのないよう、安倍先生の名誉のためにも慎重にお考えいただきますよう強く申し入れます。 安倍元首相とUPFをめぐっては、官房長官時代の2006年にも福岡の集会に祝電を打ち、全国弁連が公開質問状を提出。安倍氏側はメディアに「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者にはよく注意した」とコメントを出している(2006年6月20日付朝日新聞)。 当時は一定の距離を置いている様子もうかがえるが、なぜ今回の動画出演に至ったのか。UPFジャパンはBuzzFeed Newsの取材に「当該宗教法人と弊団体はその活動と目的において別団体」と強調。 「事実に反する内容、憶測に基づいた記事を発見した場合は法的措置を取らせていただくことがあります」としつつ、安倍氏の動画については「主催者であるUPF-International(米・ニューヨーク)およびその友好団体であるワシントン・タイムズ財団から安倍元首相に依頼をし、承諾されたと聞いています」と回答。 安倍氏が2022年2月の韓国における集会にも祝電を打っていたことを明かしたが、「UPFが組織として安倍元首相ならびに自民党を支援・応援したことはありません」とし、こうコメントした。 「『自由で開かれたインド太平洋構想』の推進などを訴えておられた指導者の1人である安倍元首相からも弊団体の運動にご賛同いただいていたものと思います」 「UPFの会合に安倍元首相がビデオメッセージを寄せたことが、容疑者の犯行動機となったということは、それが事実であれば常識的には考えられないことですが、遺憾であります。いかなる動機であれ、犯行を正当化することはできないと考えます」 教会側の見解は</p>