<p>ネット広告”1億3000万件”非承認 ヤフーどう判断?|NHK</p><p>ネット広告配信を手がけるヤフーは、様々な理由から掲載を認めなかった広告の件数が昨年度およそ1億3000万件に上ったと明らかにしました。どんな基準でどのように判断しているのか。ヤフーのネット広告審査の担当者に取材しました。</p><p>ヤフーは掲載を認めなかったネット広告の件数が、昨年度およそ1億3000万件に上ったと明らかにした。このうち、明確な根拠を示さずに「世界初」や「No.1」などの最上級表現を用いていた広告につい</p><p>機械的な審査では、フィルターをすり抜けるようなキーワードの表現を使うことで意図的に審査をかいくぐろうとする広告もあり、また、いったん審査を経て承認された広告でも、掲載後に広告の中身が改変されるケースも見られるということです。 また、AIも万全ではなく、判断するための学習が必要で、そのためには、まず、人間が膨大な量の審査を行ってルール作りをすることが不可欠だといいます。 消費者の声に寄り添ったガイドラインに ヤフーでは、特に悪質な広告に対しては、広告掲載に必要なアカウントの停止を行っているほか、直接やりとりのある広告主や代理店などに対しても、注意喚起を行うなどの措置をとっています。 そして、今後は、景品表示法や薬機法などの法律に基づいて作った基準による審査だけでなく、法律による規制の範囲内にとどまらずトラブルを未然防止していくといういう考え方で、消費者のニーズを取り入れるなどして独自のガイドラインを充実させ、広告審査に当たっていくことが必要だとしています。 行政による規制が強まることで、ネット広告の業界が先細ってしまうことがないよう、業界全体として自主的に適正な広告の確保を進めていこうとしています</p>