もっと詳しく

<p>安倍氏国葬、内閣府設置法が根拠 「国の儀式」に</p><p>安倍氏国葬、内閣府設置法が根拠 「国の儀式」に 政府内には当初、国費で賄う国葬は法的根拠に乏しいと慎重論もあったが、官邸幹部らが内閣法制局と協議を重ね、国の儀式開催を取り扱う同法の規定を根拠にすれば可能だとの解を導き出した。</p><p>岸田文雄首相が参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相の「国葬」(国葬儀)開催の根拠に挙げたのが内閣府設置法だ。政府内には当初、国費で賄う国葬は法…</p><p>岸田文雄首相が参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相の「国葬」(国葬儀)開催の根拠に挙げたのが内閣府設置法だ。政府内には当初、国費で賄う国葬は法的根拠に乏しいと慎重論もあったが、官邸幹部らが内閣法制局と協議を重ね、国の儀式開催を取り扱う同法の規定を根拠にすれば可能だとの解を導き出した。各国から弔意が絶えないことを踏まえた「国の儀式」と位置付ける。 「法的根拠が必要だから、法制局には何度も『大丈夫か』と確認した」。首相は14日の記者会見で国葬の実施を発表した後、周囲にこう語った。 憲政史上最長の在職日数を誇り、多くの功績を残した安倍氏をどのように追悼するか。首相の念頭には当初から昭和42年の吉田茂元首相以来の国葬があった。</p>