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貞観11年のこと。魏徴が太宗に文書を上奏して申し上げた。 「臣、魏徴謹んで申し上げます。私が、古よりの数々の帝王について考察いたしましたところ、生涯を全うした者は少なく、国家を敗亡させた者は数多くいます。その理由は何でありましょうか。それは国家を〓栄させる方法が間違っていたからです…