<p>杉本博司〈江之浦測候所〉夏至の日の出を、初のライブ配信で見てみませんか?</p><p>【新着】杉本博司〈江之浦測候所〉夏至の日の出を、初のライブ配信で見てみませんか? 夏至の日の出が〈江之浦測候所〉の100メートルギャラリーの中を貫く、年に一度の光景を、今年は初めてオンラインで鑑賞することができます。 #casabrutus</p><p>夏至の日の出が〈江之浦測候所〉の100メートルギャラリーの中を貫く、年に一度の光景を、今年は初めてオンラインで鑑賞することができます。</p><p>©️Odawara Art Foundation 現代美術作家・杉本博司が神奈川県小田原市に2017年に設立した文化施設〈江之浦測候所〉。相模湾を見渡せる広大な敷地に、光学ガラスによる舞台やコールテン鋼の隧道をはじめとする様々な建築や移築された古建築、また長年、杉本が収集した銘石が点在し、杉本のアートを楽しめる。 “測候所”という名前には、太陽の運行を観測することで「人類の意識の起源を探りたい」という杉本独自の思いが込められている。夏至・冬至・春分・秋分の日の出が射し込む角度に合わせて、建築や庭園が設計されている。 夏至と冬至、春分の日と秋分の日の「日の出鑑賞」について、これまで抽選で見学者を受け付けていた〈江之浦測候所〉。小田原文化財団が今年6月から1年間にわたって、「WORLD WEATHER NETWORK」プロジェクトに参加することとなり、その第1弾として6月21日(火)早朝の夏至光遥拝を初めてライブで世界無料配信することになった。 「WORLD WEATHER NETWORK」とは、気候の緊急事態に対応するために結成されたプロジェクト。世界中の29のアート機関によって様々な場所に設置されるウェザーステーションをつなぎ、天候の観測結果を共有し、発信していく。アート機関が定めた場所=ウェザーステーションで、作家やアーティストは詩、小説、ルポルタージュ、映像、写真、ポッドキャストなど様々な形式の「作品」を生み出し、それが“ウェザーリポート”となる。作品は「WORLD WEATHER NETWORK」のプラットフォーム(http://worldweathernetwork.org ※近日オープン予定)を通じ、デジタルアートワークとして共有される。 毎年の抽選に縁がなかった人や、遠方で訪問が難しかった人にとっては朗報。夏至の日、日の出時刻とともに、敷地内のひとつの建築物である「100メートルギャラリー」の中を太陽光が一直線に駆け抜ける様子は圧巻のひとこと。あとは天気が良いことを祈るばかりだ。 Loading…</p>