朝日新聞は16日付の朝刊の「朝日川柳」で、安倍晋三元首相や国葬を題材にした7作品を掲載。いずれも「忖度(そんたく)はどこまで続く あの世まで」などと安倍氏を揶揄するような内容を並べたことで、ネットが大炎上する事態に発展している。
朝日が川柳コーナーで掲載した読者の投稿作品は以下の通り。
- 疑惑あった人が国葬そんな国
- 利用され迷惑してる「民主主義」
- 死してなお税金使う野辺送り
- 忖度(そんたく)はどこまで続く あの世まで
- 国葬って国がお仕舞(しま)いっていうことか
- 動機聞きゃテロじゃ無かったらしいです
- ああ怖いこうして歴史は作られる
反安倍の急先鋒だった朝日新聞とあって、読者も安倍氏嫌いの人たちが多いが、安倍氏への批判として度を越していると受け止める人たちが続出。ツイッターでは、自民党議員からも和田政宗参院議員が「さすがにこれはひどいのではないだろうか?」と投稿すれば、
朝日新聞「朝日川柳」
さすがにこれはひどいのではないだろうか?
皆さんはどう思いますか? pic.twitter.com/W60afnFZRc
— 和田 政宗 (@wadamasamune) July 17, 2022
三谷英弘衆院議員も「どこかの国と違い、 #表現の自由 が守られる我が国では、こんな安倍元総理の暗殺を嘲笑うかのような言論でさえ許されている」と皮肉を交えて批判した。
#朝日川柳 の件。
どこかの国と違い、 #表現の自由 が守られる我が国では、こんな安倍元総理の暗殺を嘲笑うかのような言論でさえ許されている。
しかし、健全な自由市場の中では、国民の目から見て、いかなる言論も常に淘汰される可能性があるということも付言したい。 https://t.co/wn8bXokn5A— みたに英弘(衆議院議員/神奈川8区)🇯🇵🇺🇦 (@mitani_h) July 17, 2022
さらに生前の安倍氏と親交があり、4月に朝日新聞を退社した元編集委員の峯村健司氏も「絶句です…」とツイート。
絶句です… pic.twitter.com/aVcX5XQym6
— 峯村 健司 / Kenji Minemura 週刊ポスト『プーチンと習近平』連載中 (@kenji_minemura) July 17, 2022
峯村氏のツイートに対し、一般のフォロワーからは
正気とは思えません
これを嬉々として載せちゃう新聞社って・・・。
これは表現の自由という理由で許される問題ではない。
などと朝日への非難の声が続々とリプライで送られた。
今回の川柳の選者「西木空人」は、元朝日新聞記者でコラムニスト、栗田亘氏のペンネーム。栗田氏の著作の発売元、清水弘文堂の著者紹介ページによると、栗田氏は1965年から2002年に朝日新聞に勤務、在職中は東京社会部、横浜支局、論説委員などを務め、記者時代の終盤の6年間「天声人語」の筆者だった。