鉛筆アイコン 2022年6月17日
きっと誰もが行ったことがあるはずの「回転寿司」。回転寿司のレーンが右回りであることについて、疑問を感じたことはあるだろうか。今回は、右回りのレーンが多い理由に迫る。回転寿司のルーツもあわせて解説するので、知らない方はぜひご一読いただきたい。
1. 回転寿司のルーツ
回転寿司は、元禄寿司の創業者である白石義明氏によって誕生したとされている。1948年にとあるビール工場を見学し、そこでベルトコンベアに乗って運ばれるビール瓶を見てひらめいたようだ。
当時営んでいた立ち食い寿司店で、人員不足に悩まされていた白石氏は「コンベア旋回式食事台」に寿司を乗せて運ぶことで問題の解消を図った。10年ほどかかってやっと完成し、店舗への導入が実現したのだ。
その後1978年に、白石氏が特許権を失ったタイミングで複数の外食産業が回転寿司に参入した。現在はさまざまな会社によって、タッチパネル式のメニューや自動で皿を数えるシステムなどの開発が進められている。
2. 回転寿司のレーンに右回りが多い理由
回転寿司に右回りが多いことは、日本人の利き手が関係している。日本人の約9割は右利きであるため、右回りの方が皿が取りやすいのだ。わかりにくい人は、カウンター席を想像してみるとよい。
また利き手だけでなく、利き目も関係している。右が利き目である人が多いことから、流れる寿司がより早く視界に入る右回りのレーンを採用したのだ。すべての回転寿司店が右回りのレーンとは限らないが、次回店舗を訪れた際は意識的にチェックしてはいかがだろうか。
3. 右回りは違和感
回転寿司店の多くは右回りのレーンを採用しているが、実は「右回り」であることに私たちは違和感を覚えやすい。これは天体の自転や公転がすべて左回りであることから、右回りが自然の法則に反しているためだと考えられている。
実際に陸上競技のトラックやスケートリンク、野球のベースなどは左回りだ。なお、お化け屋敷やジェットコースターなどは、この法則を利用してわざと右回りに設計されていることが多い。右回りにすることで、不安感や違和感を覚えやすくしているのだ。
結論
今回は、回転寿司のルーツや右回りのレーンが多い理由などを解説した。自然の法則には反しているが、利用のしやすさを追求した結果である。次回、回転寿司に行くことがあれば、意識的に見たり利き手でない手を使って皿を取ったりしてはいかがだろうか。新たな発見があるかもしれない。
更新日:2022年6月17日
引用元: ・【社会】 『回転寿司』がなぜ右回りなのか知ってる?意外すぎるその理由とは? [朝一から閉店までφ★]
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