「田舎道。木が1本。夕暮れ」。サミュエル・ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」の有名なト書きだ。男2人がひたすら「ゴドー」が来るのを待っている。そこにあるのは希望か、絶望か。時代や状況で感じ方は大きく変わる▲1993年には電気も満足にない内戦下のサラエボで、米作家・批評家のスーザン…
「田舎道。木が1本。夕暮れ」。サミュエル・ベケットの不条理劇「ゴドーを待ちながら」の有名なト書きだ。男2人がひたすら「ゴドー」が来るのを待っている。そこにあるのは希望か、絶望か。時代や状況で感じ方は大きく変わる▲1993年には電気も満足にない内戦下のサラエボで、米作家・批評家のスーザン…