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実は、ミスターの「好き」と「嫌い」の境界線は実力だけでは測れない。華のある「スター性」も贔屓となる要素の一つ。その最たる存在が定岡正二氏(65)だった。 「後にも先にも、長嶋家の長男のような厚遇を受けたのは定岡ただ1人ですよ。甲子園でフィーバーした人気ぶりを買われていましたからね。実…