6月18日、チーム・スズキ・エクスターはアレックス・リンスがザクセンリンクで開催されている2022年MotoGP第10戦ドイツGPを欠場すると発表した。
リンスは前戦の第9戦カタルーニャGPのオープニングラップの1コーナーで中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)の転倒に巻き込まれてリタイアを喫した。その際には左手首の三角骨を骨折してスペイン・バルセロナ市内の大学病院で手術を受けたが、第10戦ドイツGPの出走許可は与えられた。
今大会はフリー走行1回目(FP1)からFP3まで走行を行ったが、予想以上の痛みを感じた。そのため、チームと相談した結果、怪我をさらに悪化させることを避けてFP4以降のセッションには参加せずに欠場することに決めた。
ドイツGPでスズキGSX-RRを走らせるのはジョアン・ミルのみとなるが、次週の第11戦オランダGPで復帰を目指すという。
リンスは「今週末のレースには出場せず、走行を中止することをチームと一緒に決めた。今日は手と手首の感覚が昨日より多少悪くなっていて、速いラップをしようとすると痛みが強く出ることがわかったので、出場できる気がしない」とコメントした。
「このため、オランダに向けてより回復し、より強くなることに焦点を当てたい。特にアッセンは好きなサーキットなので、体調が良くなることを期待しているよ」