F1第9戦カナダGPの金曜プラクティス2終了後、FIAは、フェラーリのシャルル・ルクレールのパワーユニットのコントロールエレクトロニクス3基目が入れられたことを発表した。これによりルクレールはグリッド降格ペナルティを受けることになる。
ルクレールは、前戦アゼルバイジャンGP決勝をパワーユニットトラブルでリタイア、フェラーリは調査の結果、「バクーのPUは修復不可能」であることを明らかにしていた。ただ、FP1時点では、ルクレールのパワーユニットには、ICEの3基目、MGU-Hの3基目、MGU-Kの3基目、コントロールエレクトロニクスの2基目が入れられたのみで、ペナルティ対象にはなっていなかった。
しかしFP2後、FIAはルクレールのパワーユニットにコントロールエレクトロニクス3基目が入れられたことを発表、シーズン中に使用できる数は2基であるため、ルクレールは10グリッド降格ペナルティを受ける。今後、フェラーリが他のエレメントも交換し、ルクレールがさらに後方グリッドまで降格される可能性もある。