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<p>北京五輪“新幹線”ガラガラ 1日1往復、駅前商業施設は閉鎖中</p><p>北京五輪“新幹線”ガラガラ 1日1往復、駅前商業施設は閉鎖中 国家の威信をかけて1兆円超に相当する資金を投じたプロジェクトが有効活用されていない。</p><p>2月に開かれた北京冬季五輪のために中国が整備した高速鉄道(中国版新幹線)の新路線が、需要不足で1日1往復だけの運行になっている。駅前の商業施設は閉鎖中でゴース…</p><p>空席が目立つ、北京と河北省張家口を結ぶ高速鉄道の列車内=14日、北京北駅(共同) 2月に開かれた北京冬季五輪のために中国が整備した高速鉄道(中国版新幹線)の新路線が、需要不足で1日1往復だけの運行になっている。駅前の商業施設は閉鎖中でゴーストタウンの様相だ。国家の威信をかけて1兆円超に相当する資金を投じたプロジェクトが有効活用されていない。 中国は北京と河北省張家口に分散する五輪会場を約1時間で結ぶ新路線を建設。中国メディアによると総投資額は580億元(約1兆2千億円)。「万里の長城」の地下深くを通る全長約12キロのトンネルを貫通させ、「ハイテク五輪」の象徴として自動運転システムも導入した。 大会中は1日17往復ほど運行。最高時速350キロで大会関係者や報道陣を運び、国際的に注目された。(共同) 北京冬季五輪の会場周辺で進む、大会期間中に使用された観客席などの撤去作業=14日、中国河北省張家口(共同) 高速鉄道の太子城駅前で、北京冬季五輪の大会マスコットと記念撮影する見物客=14日、中国河北省張家口(共同) 太子城駅前にある閉鎖されたままの大型商業施設(奥)=14日、中国河北省張家口(共同) 立ち入り禁止になっている北京冬季五輪の表彰式会場付近に設けられた柵=14日、中国河北省張家口(共同)</p>