<p>安倍氏殺害を示唆する手紙、山上容疑者のPCに文面データ…岡山のコンビニで投函</p><p>安倍氏殺害を示唆する手紙、山上容疑者のPCに文面データ…岡山のコンビニで投函 #社会</p><p>安倍晋三・元首相(67)が奈良市で銃撃されて死亡した事件で、安倍氏の殺害を示唆した手紙について、山上徹也容疑者(41)が「(事件前日の)7日に岡山から送った」と供述していることがわかった。押収した山上容疑者のパソコンに</p><p>は手紙と同じ文面のデータが残されていたことも判明。奈良県警は、安倍氏の襲撃を狙って7日に岡山市の演説会場を訪れた際に手紙を出したとみて、調べている。 手紙はA4判1枚に印字され、「世界平和統一家庭連合」(旧・統一教会)に対する強い恨みのほか、安倍氏の殺害を示唆する内容も記載されていた。宛先は、松江市に住むルポライターの米本和広氏(71)。米本氏は同連合の活動を批判するブログを運営しており、山上容疑者は「ブログでやりとりをしていたから手紙を送った」と供述。県警は既に、米本氏から手紙を押収している。 山上容疑者は今月6日、自宅がある奈良市内のJR奈良駅の券売機で岡山行きの新幹線チケットを購入。翌7日に自宅から鉄道を乗り継ぎ、JR岡山駅に向かっていた。この日、岡山市では安倍氏の応援演説が予定されており、山上容疑者はカバンに手製の銃を携行していたとみられる。 安倍氏の演説会場は駅から東約1・3キロにあり、近くのコンビニ店では、店内の郵便ポストに山上容疑者とみられる男が手紙を 投函(とうかん) する姿が防犯カメラに映っていた。 読売新聞の取材では、駅から東約1・1キロにある商店街の防犯カメラに、山上容疑者に似た男が7日午後5時40分頃、ホール方向に向かって歩く姿が記録されていた。県警は、山上容疑者が手紙を出した後、午後7時開始の演説会の会場を訪れたが襲撃を断念して自宅に戻り、翌8日に奈良市の近鉄大和西大寺駅近くで安倍氏を銃撃したとみている。 一方、山上容疑者が岡山での演説会の日程について、自身のスマートフォンで今月3日から複数回閲覧していたことも判明。演説会の日程は参院選候補者がSNSで6月30日から告知するなどしており、山上容疑者は「安倍氏の演説が岡山であることをネットで知った」と供述している。</p>