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<p>無料区間333km!「三陸道」は東北道の代わりに使えるか トイレは要注意 | 乗りものニュース</p><p>ガソリンも要注意です。マジで。</p><p>仙台から八戸まで全長359km、うち333kmが無料の「三陸道」は、東北道のバイパスとしての役割も期待されています。実際どれほど「使える」のでしょうか。無料区間ならではの注意点も多々あります。</p><p>この道路が開通する以前、並行する国道45号で三陸を縦断するのは、まさに“えっちらおっちら”、非常に時間がかかるイメージがありましたが、どう変わったのか。2022年6月に八戸から仙台まで三陸道を走ってみました。 三陸道は大部分(石巻市以北)で暫定2車線、最高速度は80km/hとなっており、有料の東北道のように“飛ばす”ことはできません。それでも、八戸から三陸沿岸の都市までの距離と時間をGoogle mapで検索すると、多くのケースで東北道に回るより、三陸回りの方が早いと出ました。 八戸市から岩手県釜石市までは2時間半(約180km)、宮城県気仙沼市までは3時間20分(約240km)。同石巻市は東北道から国道398号、三陸道を経由した方が距離も短く(約290km)3時間50分と早いですが、三陸回りでもおおよそ4時間20分(約320km)です。ただ仙台市までだと、三陸回りのほうが距離にして60kmプラス(約365km)、1時間以上多くかかります。 以前は、八戸から釜石や気仙沼へ向かおうとすれば、東北道に回ったはず。三陸地方の距離と時間概念は、三陸道の開通でけっこう変わったのではないでしょうか。しかも“タダ”です。 三陸道は国道45号より山側を通り、多くのトンネルと橋で山や谷を貫いています。暫定2車線ではあるものの、カーブやアップダウンは緩やかで、見通しもよく走りやすいと感じました。東北道には見通しの悪い急カーブや急坂が連続する箇所もあるため、三陸道を好む人も少なくないと思われます。 また、全長359kmのあいだにICは70か所以上を数え、次のICまで1kmほどの区間もあります。ひとつの観光地に対し複数のICが使えるケースも多く、一般道を走っていて「次のICまで行って三陸道へ入ろうか」ということがしやすいのです。これは観光周遊の面でもメリットがあるのでは。 ただ、無料の自動車専用道ならではの注意点も多々あります。</p>