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<p>1120馬力エンジン×6速オートマで0→80km/h加速が約20秒! 40トンの韋駄天空港用消防車が下地島に登場! – 自動車情報誌「ベストカー」</p><p>1120馬力エンジン×6速オートマで0→80km/h加速が約20秒! 40トンの韋駄天空港用消防車が下地島に登場!</p><p>アリソンジャパンは7月15日、米・アリソントランスミッション社製のトルクコンバータ式6速オートマチックトランスミッション(AT)「アリソン4500」を2基搭載した空港用化学消防車が、沖縄県の下地島空港で日々訓練に励んでいることを紹介するリ…</p><p>そのため、最高出力560hp・最大トルク2500NmのFPT(フィアット・パワートレイン・テクノロジー)製「カーサ13」Euro-5排ガス規制適合12.9L直6ディーゼルエンジンに、アリソン4500ATを組み合わせたパワートレインを、なんと2基を並列させて搭載している。これがX6TEPのTEP(ツイン・エンジン・パワーパック)の由来でもある。 ちなみに放水時には、並列させたパワートレインのうち、左側を消火水ポンプの駆動用に、右側を走行用に使用することが可能で、安定した放水性能を確保しながら走行することにより、消火作業を止めることなく状況に応じて移動できる。また、仮に片方のエンジンが故障した場合でも、「リカバリーモード」によって残りのエンジンで走行できる。 車両総重量40tの韋駄天消防車が守る下地島空港の安全 これらの能力を備えるドラゴンX6TEPは、車両総重量40tの重量車になるものの、アリソン4500ATの「コンティニアス・パワー・テクノロジー」によって、2基あわせて1150hpのパワーを増幅しながら間断なくトラクションを伝達することにより、0→80km/h加速は約20秒、最高速度110km/hという高速性能を実現、下地島空港が誇る全長3000mの滑走路も、スタートから末端までわずか102秒で到達可能だ。 下地島空港は、沖縄県の離島空港では規模が最大で、大型旅客機の離発着も可能となっている。それだけに空港では、緊急事態に備えた訓練が日常的に行なわれており、とりわけARFFには、航空機事故発生時の初期消火を行なうことで、乗客・乗員の避難ルートと避難時間を確保するという重要な任務がある。 下地島空港施設株式会社の空港支援部消防グループの浜川剛課長は「他の6×6空港用化学消防車を凌駕する走行性能、消火性能を備えたドラゴンX6TEPは、最初の通報から2分以内に現場に到着できる唯一のARFFです。下地島空港は、2019年に定期路線が就航してから国内外からの観光客を迎える玄関口として発展しています。万が一の事態に備え、日々訓練を欠かさず、コロナ収束後はまた多くの観光客を安心、安全にお迎えできるよう準備を整えています」と述べている。</p>