今年は3年ぶりの有観客開催を高らかに宣言するも、ここに来て新型コロナウイルスの感染者の急増や〝節電問題〟などが浮上して暗雲が漂い始めている日本テレビの夏の恒例番組「24時間テレビ」。
さらに同局の局内からは今年のテーマに関してもブーイングが起こっているという。
今年の「24時間テレビ」は8月27、28日に東京・両国国技館からの生放送という形で開催される。
先月27日に東京・汐留の同局で行われた制作発表会見では、対面での募金活動は行わないものの、東京都の感染拡大防止ガイドラインのもと3年ぶりに有観客での開催となることをアピール。
総合司会を務める同局の水卜麻美アナ(35)は、「いつもの夏に近い、前向きな明るい『24時間テレビ』が送れるのではと心から楽しみにしています」と期待を寄せた。
だが、今月に入って連日の猛暑の中、関東では電力の需要が大きくなり、電力会社が節電を呼びかける事態が続出。
さらに、新たな変異ウイルス「BA・5」への置き換わりの影響か、新型コロナの感染者が全国的に急増しており、「第7波」も危惧される事態となるなどの〝逆風〟も吹きはじめている。
同局の番組スタッフは明かす。
「『本当に大丈夫なのか?』『このままだとマズイよね』といった『24時間テレビ』の有観客開催を危惧する声は、局内でも日に日に増えています。今年は単独でのチャリティーマラソンが『EXIT』の兼近大樹さんで5年ぶりに〝復活〟することがすでに発表されていますし、水卜アナの言葉じゃないですけど、久々に本来の形でのオンエアができると思っていたんですけどね」
こうした声が現場に充満しつつある中、現状では局上層部に大きなリアクションがないことに、不満の声も出ているという。
しかも、その裏には別の要因もあるようだ。
「そもそも今年のテーマが『会いたい!』に決まった時点で『本気なのか⁉』といった疑問の声が挙がっていました。いかにも安直な感じですし、コロナ禍もまだ終息していないですからね。それに何よりも『愛は地球を救う』を長年キャッチフレーズにしている以上、多くの尊い命が失われ、今年こそ世界中の人たちが解決を祈っているロシアのウクライナ侵攻をかんがみて『平和』に関するテーマを掲げるのが適切でしょう。上層部のセンスのなさを疑いますよ」(前出の番組スタッフ)
何とも手厳しい意見だが、その主張には納得するところもあるが…。
とにもかくにも、身内からもネガティブな声が聞こえてくる同局の夏の風物詩だが、果たして成功できるのか。
引用元: ・【日テレ】『24時間テレビ』にさらなる逆風 感染者急増や節電問題、局内から今年のテーマにブーイング… 有観客に危惧する声も [jinjin★]
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