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Intelでは2022年秋頃を目途に第13世代Core CPUのデスクトップ向けである『RaptorLake-S』を発売予定ですが、ここでは現在判明しているRaptor Lake-Sの仕様や各最新情報の記事一覧をまとめて紹介します。

『Raptor Lake』の最新情報一覧

第13世代Core CPU『Raptor Lake-S』の基本情報ついて

『Raptor Lake』はIntelの第13世代Core CPUとなります。このRaptor Lakeは2021年11月から発売が開始されたAlder Lakeの後継モデルとなり、引き続きハイブリッドアーキテクチャーと10nmプロセスを採用し、デスクトップ向けモデルは『Raptor Lake-S』、モバイル向けにはハイエンドモデルには『Raptor Lake-H』、一般的なラップトップやタブレット向けに『Raptor Lake-P/M』がラインアップされる予定となっています。

2022年10月以降にハイエンドモデルから登場。

Intelまた窮地?Raptor Lakeは秋以降に登場。サーバー向けは大幅遅延

Raptor LakeについてはAlder Lakeに似た発売スケジュールになると見られています。

デスクトップ向けモデルのRaptor Lake-Sではハイエンドモデルから発売が予定されており、オーバークロックが可能なCore i9-13900K/KF、Core i7-13700K/KF、Core i5-13600K/KFの6モデルが2022年10月から12月の間に発売がされる見込みです。

その後に2023年1月に開催されるCES2023にてモバイル向けRaptor Lake-H/P/Mおよびデスクトップ向けにエントリーからミドルレンジモデル向けRaptor Lake-Sをリリースする予定となっています。

big.LITTLEハイブリッドアーキテクチャーをさらに強化

Raptor LakeではAlder Lakeで初めて投入されたbig.LITTLEとなるハイブリッドアーキテクチャーを引き続き採用します。ただ、Raptor Lakeでは従来まで最大8コアだったLITTLEコア(E-Core)を最大16コアに倍増、高い電力効率や多少負荷がかかるタスクでもP-Coreを使わず、E-Coreのみで動作が可能となり消費電力の低減が実現すると見られています。

Core系(P-Core)はRaptor Coveへ進化。L2キャッシュは最大32MB搭載。

Intel Raptor Lake-Sでは最大68MBのキャッシュ搭載。L2容量はZen4の2倍に

Alder LakeやRaptor Lakeに搭載されているP-Coreは動画エンコードやゲーミングなど負荷が高い処理が必要となる時に動作するコアで、CPU自体の性能を左右するコアとなっています。

そんなP-Coreですが、Raptor LakeではAlder Lakeに搭載されていたGolden CoveアーキテクチャーからRaptor Coveアーキテクチャーに進化します。

このRaptor Coveでの主な変更点はキャッシュ周りの大幅強化と動作クロックの向上が挙げられています。キャッシュ周りではL2キャッシュが各P-Core辺りAlder Lakeの1.25MBから2MBに増量、E-Core側は4コア辺り2MBから4MBに倍増し、P-Core8コア+E-Core 16コアでL2キャッシュは合計32MBになります。

L3キャッシュはP-Core分は1コア辺り3MBでAlder Lakeと変わりませんが、E-Coreが8コア増えている分L3キャッシュは36MBとなり、Raptor LakeのCPUコアとしては最大68MBのキャッシュを搭載しています。

動作クロックは最大5.8 GHzに迫る?

Intel Raptor Lake-SとなるCore i9-13900Kでは最大5.8 GHzで動作する可能性

Alder Lake-Sの最上位モデルであるCore i9-12900KSでは動作クロックが最大5.5 GHzとなっていますが、Raptor Lake-Sの最上位モデルCore i9-13900Kにおいては10nmプロセスの熟成が進んだことから動作クロックは最大5.8 GHzに達すると見られています。

ただし、動作クロックが高い分、ピーク時の消費電力(MTP)はCore i9-12900KSの260Wから300W程度に増える見込みで高い動作クロックでの運用を考えている場合、強力な電力回路とそれらを十分冷やせる能力を持つ高価なマザーボードを購入する必要があリそうです。

DDR4およびDDR5両方に対応

Alder Lakeに対応する600シリーズマザーボードにおいてはマザーボードメーカーが商品に応じてDDR4かDDR5が選択が可能でしたが、Raptor Lakeにおいても600シリーズマザーボードに対応することからDDR4への対応は行われる見込みです。

また、Raptor Lakeとともに登場する700シリーズマザーボードにおいてもDDR4への対応が一部マザーボードでは行われますがIntelではDDR5推奨という姿勢を示す見込みで、Alder Lake世代とともに登場した600シリーズマザーボードよりDDR4対応モデルは少なくなる可能性があります。

Raptor Lake-Sの価格は現行Alder Lake-Sとほぼ同じになる模様

Intel Raptor Lakeの詳細仕様や発売時期が出現。性能はZen4と互角?

Raptor Lake-Sでは最上位モデルはP-Core8コア据え置きなものの、E-Coreは8コアから16コアに倍増する見込みになっています。ただ、Intelでは価格を大きく上げる計画はない様で、現行のAlder Lake-Sとほぼ同じ価格帯での販売が行われる見込みになっています。

価格情報についてはリーク時点の情報で、AMD Ryzen 7000シリーズの価格や世界的なインフレなど状況によって変わりますので発売まであと数ヶ月ある6月時点では変わる可能性がある事は留意する必要があります。

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