2022年F1カナダGPの土曜予選で、アルピーヌのフェルナンド・アロンソは2番手を獲得、決勝フロントロウを確保した。
アロンソがフロントロウからスタートするのは2012年ドイツGP以来で、実に10年ぶりということになる。
アロンソは今週末、ドライコンディションのFP1とFP2で3番手と5番手をそれぞれ獲得、ウエットとなった土曜FP3ではトップタイムをマークし、非常に好調だった。
■フェルナンド・アロンソ(BWTアルピーヌF1チーム)
FP3 1番手(1分33秒836:インターミディエイトタイヤ/15周)
予選 2番手(Q1=2番手1分32秒277:ウエットタイヤ/Q2=2番手1分24秒848:インターミディエイトタイヤ/:Q3=2番手1分21秒944:インターミディエイトタイヤ)
今日の2番手はチームにとって素晴らしい結果だから、とてもうれしい。こういうコンディションではラップごとにグリップレベルを予想するのは不可能で、とても苦労した。
最終的にフロントロウをつかめたのは、少し予想外のことだったけれど、この位置からレースをスタートできるのはとてもうれしいよ。ターン1に向けて(ポールポジションの)マックス(・フェルスタッペン)と戦えるかどうか、やってみよう。そうはいっても、僕たちの一番の目標は大量のポイントを稼ぐことだ。
チームはアップデートを用意するために必死に働いてきた。例えばこれもそうだ。チームを心から祝福するよ。彼らはそれに値する。
明日はまた違ったコンディションで長いレースが行われる。自信はあるよ。決勝日に何ができるのか確かめてみよう。
(予選後の会見で語り)もちろん驚いた。昨日は確かに速かったが、金曜に速くても土曜にそうでもないということは時々あるから、昨日のパフォーマンスにはそれほど興奮していなかったんだ。でも今日のFP3でトップに立ったことで、「このまま予選でも雨が降り続けば、いい土曜日になるかもしれない」と思った。そのとおりになったので、うれしいよ。
(ドライの決勝でレッドブルやフェラーリと戦えると思うかと聞かれ)彼らは別次元の存在だ。ポールポジションを獲るなんてことは夢にも思っていなかったし、フロントロウは予想よりも良い結果だった。
目標は1周目にレースをリードすることだ。ターン1に向けてマキシマムアタックだよ。その後、彼らが行ってしまってもいいが、とにかくレースをリードできたら最高にうれしいだろうね。
現実的に明日、何が可能なのか、分からないんだ。目指すべき位置はトップ5なのかもしれない。グリッドはとても良いけれど、自分たちの限界は理解している。フェラーリやレッドブルは、1周目でパンクするなどして、後方からスタートしても、結局僕たちより前で、大差をつけてフィニッシュすることができる。そういう例を何度も見てきた。つまり、トップ4はもう決まってしまっている。僕たちにとっては5番手が優勝みたいなものだから、そこが目指すべき位置かもしれないね。