2022年F1第9戦カナダGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。
■ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 予選=5番手
望み通りの結果だ。今日のようなコンディションが僕たちに合っていることはイモラでわかっていたし、今日はうまくいったよ。トラックの状態がどんどんよくなっていくから、よりよいラップを刻み続ける必要があった。だから僕たちは常にプッシュしなければいけなかったけど、このコンディションだととても楽しかったよ。
ミックは素晴らしい仕事をして6番手を得た。僕たちは5番手と6番手ということになったわけで、これはチームの努力の賜物だし、とても嬉しく思うよ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=4番手
正直言って、最高の気分だよ。予選4番手だ! 4番手をこれほどうれしく思ったのは初めてだよ。F1レースを始めた2007年に、初めて予選4番手を獲った時のように、ものすごくうれしい。
こんな風に感じるのは、今年が本当に難しい年だからだと思う。昨夜、マシンの改善のためにたくさんの作業に取り組んだ。昨日は情報を得るために、ふたつの方向性を試してみた。決勝でも少しだけ異なるセットアップで走る。少なくともこのポジションを維持したいね。そのチャンスがあると思うよ。
このマシンをうまくまとめあげるには、すべてのことが必要だ。このサーキットでは、特に予選では、リズムが必要となる。このマシンは全く違うビートで動いているように感じる。通常のビートでは動かないから、慣れるのは大変だ。
雨は常にチャンスをもたらしてくれる。それに僕はこのトラックが大好きだ。ただ、今週末はずっと苦しんでいるし、明日もやるべきことは多い。チーム全員がポジティブな気持ちになってくれることを願っている。僕から彼らへのメッセージは、「どうかこれからも努力し続けてほしい」ということだ。「僕たちには君たちが必要だ。僕は君たちを必要としている」と伝えたい。全員ができる限りの努力をしている。僕は彼らを心から信頼している。いずれこのバウンシングを解決して、前進できることを願っているんだ。
■スクーデリア・フェラーリ
カルロス・サインツ 予選=3番手
今日はペースが良かった。トリッキーなコンディションだったことを考えれば、うまくいった予選だったと思う。(Q3最後のアタックラップの)最後のセクターで、“オール・オア・ナッシング”の状況だと感じてプッシュした。でも最終シケインで少しだけプッシュしすぎてしまい、残念ながらそれによってフロントロウを逃した。でもそれほどがっかりしてはいない。今日は最後の最後まですごいバトルになっていたから、攻めていくしかなかったと思う。このサーキットで3番グリッドは悪くないポジションだよ。
週末を通してペースはいいし、明日、全力を尽くして戦う。面白いレースになるはずだよ。すごく楽しみだ。
■BWTアルピーヌF1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=2番手
今日の2番手はチームにとって素晴らしい結果だから、とてもうれしい。こういうコンディションではラップごとにグリップレベルを予想するのは不可能で、とても苦労した。
最終的にフロントロウをつかめたのは、少し予想外のことだったけれど、この位置からレースをスタートできるのはとてもうれしいよ。ターン1に向けて(ポールポジションの)マックス(・フェルスタッペン)と戦えるかどうか、やってみよう。そうはいっても、僕たちの一番の目標は大量のポイントを稼ぐことだ。
チームはアップデートを用意するために必死に働いてきた。例えばこれもそうだ。チームを心から祝福するよ。彼らはそれに値する。
明日はまた違ったコンディションで長いレースが行われる。自信はあるよ。決勝日に何ができるのか確かめてみよう。
■オラクル・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=ポールポジション
ただただ素晴らしい一日だった。コンディションはとてもトリッキーで滑りやすかったけれど、僕たちは冷静さを保ち、正しいタイミングで走り、堅実なラップを決めることができた。
良い一日だったし、今週末はずっと好調だ。(予選でクラッシュしてしまった)チェコ(セルジオ・ペレス)のことは残念だった。でもレースのなかでポジションを上げてくるといいね。
明日はまずは1周目に集中し、その後は自分自身のレースに取り組んでいく必要がある。良い戦いになると思っている。
フェルナンド(・アロンソ)と僕がグリッドの隣同士に並ぶのは久しぶりのことだ。子どものころにF1を見ていた時、レースで優勝したり、タイトルを獲得した経験を持つ彼のことを尊敬していた。彼とフロントロウを共有できるのは素晴らしいことだよ。
フェルナンドは少し年をとってきているけれど、それでもすごく速い。彼はスタートがとてもうまいから、それに備えなければならない。