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<p>盟友?ウラジーミル説得へ シンゾー「特使」の派遣はないか | 毎日新聞</p><p>盟友?ウラジーミル説得へ シンゾー「特使」の派遣はないか</p><p>ウクライナ侵攻をやめないロシアのプーチン大統領。欧州の首脳らがプーチン氏に会って説得を試みたものの、戦火が収まる気配はない。かつて北朝鮮の核危機を救ったり、中東和平に道筋を付けたりしたのは現役を退いた元首脳。首相在任時にプーチン氏と数多く会談し、蜜月関係を築いたといわれる安倍晋三元首相はウクライナ</p><p>危機を救う特使になれないのか。 同じ未来を見た2人 「ウラジーミル。君と僕は、同じ未来を見ている」「ゴールまで、ウラジーミル、2人の力で駆けて駆け、駆け抜けようではありませんか!」 ロシア極東のウラジオストクで2019年に開かれた東方経済フォーラム。安倍氏はプーチン氏を前に、男女の駆け落ちを思わせるような情感たっぷりのスピーチを披露した。首相官邸はホームページ上で今も当時の発言を動画で紹介している。(https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/statement/2019/0905eef.html) 6月3日の参院予算委員会。立憲民主党の福山哲郎前幹事長はこのフォーラムの場面を持ち出し、プーチン氏と関係を築いてきた安倍氏を起用してロシア側と対話する考えがないかを岸田文雄首相に質問した。岸田首相は「今は国際社会が一致して、強いメッセージを発することが最優先だ」と強調。自らがプーチン氏と会談する考えがないことを説明したうえで、「それ以外のルートで働きかけることを今、全く具体的には考えていない」とも述べ、安倍特使の派遣も完全否定した。 「日本でプーチン氏と一番仲がよいのは誰か。昔は森(喜朗元首相)さんだったかもしれないけれど、今は安倍さんだ」。安倍氏とともにロシアでの資源事業に携わった財界人はこう指摘し、安倍特使に期待を寄せる。経済同友会に籍を置く大手企業の社長も「プーチン氏を孤立化させると誰も止められなくなる。ロシアの要人と積極的に交渉すべきだ」と話し、… この記事は有料記事です。</p>