<p>冷房効果をアップするエアコン室外機のチェックポイント</p><p><環境を整えて冷房効果アップ> エアコンを稼働するとき、'室外機'の存在を忘れてはいないでしょうか。 室外機の点検ポイントは主に、 ・直射日光を防ぐ ・吹出口をふさがない の2つです。 冷房効果をあげる詳しいエアコンのチェックポイントをご紹介します。</p><p>エアコンは室内機と室外機の2つで1つのセット。室外機の扱い方次第で、電気代も冷房効果も大きく変わります。エアコンのチェックポイントについて、ダイキン工業コーポレートコミュニケーション室広報グループの重政周之(しげまさ・ちかし)さんに伺いました。</p><p>吹き出し口がふさがれると、放出した熱風が再び吸い込まれてしまい、冷却効率が著しく低下します。室外機の前はスペースを空けてできるだけ風通しをよくし、スムーズに空気が循環できるようにしましょう」(重政さん) 近年多発しているゲリラ豪雨や浸水被害などの際、屋外に置かれている室外機へのダメージも不安です。 電気回路の部品に水がついてしまった場合、乾いたとしても、漏電・発火等が起きる危険性があります。また、泥などの不純物が小さな隙間に入り込んでしまった場合は、モーターなどに不具合が生じる可能性があります。浸水が浅かった場合でも、内部の部品に影響が生じている可能性があるため、専門家による点検は必要です」(重政さん) 室内機のフィルター清掃も忘れずに 「室内機では、とくにエアコンの空気を吸い込む入り口に付いていて、ごみやほこりがエアコンの中に入らないようにしているフィルターが重要な存在です。フィルターにごみやほこりがついていると空気の通り道をふさいでしまい、空気をしっかり吸い込むことができずに、部屋を涼しくするために多くの電気を使うことになります。 フィルターは2週間に1回の掃除で約5%の節電効果があり、1年間掃除しないと約25%もの“電気の無駄使い”が生じるといわれています。フィルターの掃除方法は、掃除機で吸い取るだけでOKです。汚れがひどいときは、中性洗剤を溶かしたぬるま湯でつけ置き洗いをしてください」(重政さん) エアコンの室外機周辺の環境を整えることは、冷房効果はもちろん省エネ対策にも大きく役立つことがわかります。室内機のこまめな清掃も心がけて、猛暑を乗り切っていきましょう。</p>