思わず「なんなん?」と言いたくなるクセのある人々に注目し、その驚きの人生をのぞき見するドキュメント番組『ノブナカなんなん?』。
7月20日(水)は、番組恒例となった「ハンター企画」で奇跡が! ゲストの中村アンも「鳥肌立ちました」と感動する、世界が認めるスゴ腕ハンターの命がけの雄姿に密着する。
これまで多くの“ハンター”の私生活に密着してきた同番組だが、今回は岩手県に住む元エンジニア、アリスさんを紹介。
40か国以上ですでに1000ハントを経験し、世界的な雑誌でグランプリを獲得した唯一の日本人であるアリスさん。1ハントは50万円、常に命の危険が付きまとうとのことだが、彼女に密着すると、向かった先は東京から船で約7時間半の伊豆諸島の御蔵島(みくらじま)。
彼女が何者なのかを推理していたスタジオだが、ゲストの中村アンから「(御蔵島は)イルカで有名なんですよ」と有力情報。実際に彼女がハントする姿を追うと、ウェットスーツに身を包み、海にダイブ。すると、無数のイルカを撮影し出して…。
実はアリスさん、ナショナルジオグラフィックトラベル写真部門で日本人として唯一のグランプリを獲得した世界的にも有名な“水中写真ハンター”だった。
サメなどの巨大生物にも恐れず果敢に挑み、世界屈指の水中カメラマンとして名を馳せるアリスさんは、今回狙いたい獲物がいるという。
それが“ハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)”の大群。美しいサンゴや差し込む太陽光とコラボさせて撮りたいとのことだが、世界的にもこの構図で納められた写真はいまだにないそうで、ハントできる確率は「1パーセント」とのこと…。
◆“1パーセントの奇跡”その瞬間は突如訪れる!
そんな“1パーセントの奇跡”に挑むチームは、アリスさんを筆頭に、ガイド歴30年のダイバー、船頭は船長歴30年とベテランの猛者ぞろい。
さっそくアリスさんたちは、出没情報が多数ある神子元島(みこもとじま)のスポットに出向く。
水面~水深200メートル以上に生息するとされるハンマーヘッドシャークの大群を求めて海にダイブするが、1回の潜水時間は20~25分が限界で、身体にかかる負荷を鑑み、今回はそれを3本と厳しい時間的な制約が。
ベテランガイドの目利きで細かくスポットを変えながら挑んだ2本目、海に異変が! 日本の固有種である魚・タカベの大群に遭遇し、アリスさんは激しい潮の流れに抵抗しながら美しい写真を撮ることに成功する。さらには、体長1.5メートルにもなる絶滅危惧種・アオウミガメもやってきて…。
超レアな場面の連続にスタジオは沸くが、今回狙うのはあくまでもハンマーヘッドシャーク。千鳥ノブは「ハントしたい…」と祈るようにVTRを見つめる。
そして、泣いても笑っても最後のダイビング。これまで、ハンマーヘッドシャークの痕跡すらも確認できていない。
残り10分、何かを感じたアリスさんがポイントを変える。そして、その瞬間は突如訪れる。
中村が「鳥肌立ちました」と両腕をさすり、ノブに至っては「やっと番組が成功した!」と肩の荷が下りたように安堵の表情。
撮影された“世界初”の1枚とは?