安部龍太郎「ふりさけ見れば」(363) (日本経済新聞)

〈あらすじ〉吉備真備は藤原氏との政争に敗れ、太宰府に左遷されていた。そんな折、新たに遣唐使が派遣されることを知り、使節に加わるべく動き始める。◇ ◇ ◇「硫黄を売って仏典、仏具を買いたいとうかがいました。これなどは、いかがでしょうか」持参した革袋から、英秀が重たげに三巻の巻物を取り……

落選で民間へ、ゼロからスタート (日本経済新聞)

民間企業の役員では異例の経歴だ。理系大学院出身の官僚としてデジタル化が急速に広まった1990?2000年代に霞が関で勤めた。42歳で広島市副市長に出向し地方行政へ。選挙に落ちて一度は無職になり、民間に再就職して9年目に執行役員になった。「5年先にはどこでどんな仕事をしているんだろう」。技官と……

ニューズレター、無料会員にも 編集局長が選ぶ5本 (日本経済新聞)

日経電子版の有料会員に定期配信しているニューズレター「NIKKEI Briefing」。このほど、土曜日配信の「Editor’s Choice」が無料会員の方々にもお読みいただけるようになりました。電子版の多くの記事から編集局長・井口哲也が特に読んでいただきたい「今週の5本」を厳選しメール形式でお届けします。……

ワッショイ言えない夏、3年ぶり夏祭り 感染対策に苦慮 (日本経済新聞)

新型コロナウイルス禍で2020年以降、開催の見送りが続いていた祭りが徐々に復活を遂げている。あす2日から始まる青森ねぶた祭(青森市)をはじめ、8月は夏祭りのピークを迎える。とはいえ足元では感染が再拡大するなか、主催者は伝統行事の承継と感染対策の両立を模索。各地とも祭礼を威勢良く再開する……

自宅でメダカを改良、新たな趣味に 副業目的でも (日本経済新聞)

品種改良によって生み出されたメダカブームが熱を帯びている。近年、在宅時間が増えたことで人気に拍車がかかった。色鮮やかなメダカはコレクター欲をくすぐり、オークションサイトで高額取引される事例も目立つ。趣味が高じ一獲千金を狙う人も現れている。いま人気を集めているのは鑑賞用に特化した品……

夏の甲子園代表、49校が出そろう (日本経済新聞)

第104回全国高校野球選手権大会(8月6日開幕・甲子園)の出場を懸けた地方大会は31日、西東京の決勝で日大三が東海大菅生を6-2で下し、4年ぶり18度目の出場を決めた。新型コロナウイルスの影響で出場を辞退する学校もあるなか、49代表が全て出そろった。今春の選抜大会覇者で、史上初となる3度目の春夏……

中国景況感「50」割れ・NPT議長・AIドラレコ (日本経済新聞)

中国景気への懸念が消えません。7月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が予想外の悪化を示し、好調・不調の節目である50を下回る状況に逆戻りしました。6月は上向いていましたが、コロナ感染の再拡大が影を落としています。不動産市況の悪化も気がかりで、住宅購入者のローンの支払い拒否が騒ぎになっ……