安倍氏国葬、９月２７日で最終調整　休みにせず

９月２７日は火曜日だが、生活に影響を及ぼす国民の服喪は求めず、学校や官公庁などは休みにしない方針だ。松野博一官房長官は今月２０日の記者会見で、「戦前の国葬令に基づく国葬のように、国民一般に喪に服することを求めるものではない」と述べた。

氏の国葬は、東京・北の丸公園の日本武道館で行う方向だ。首相経験者の国葬は、昭和４２年の吉田茂元首相以来、５５年ぶり。氏に対しては、米国のバイデン大統領ら各国首脳が弔意を示しており、国葬にも要人らが多数来日する見通しだ。

岸田文雄首相は今月１４日の記者会見で、国葬とする理由について「（氏は）卓越したリーダーシップと実行力でわが国のために首相の重責を担った」と説明した。

戦前の国葬の根拠だった国葬令は昭和２２年に失効しており、氏の国葬は内閣府設置法に基づく閣議決定を根拠に実施する。

産経新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ac7b81d3256b073108448908630ae7806596783